コンタックスN1
京セラコンタックスの忘れ去られてそうなフィルムAF一眼レフの話。
まず、京セラコンタックスのフィルム一眼といえば、RTSに始まりS2やRX、Ariaなど、ツァイスの銘玉レンズを操るボディとして記憶に残るMF機がいくつもあります。
また、それら用のMFレンズをボディ側でAF化してしまう、AXなんていう巨艦もありました。
1975年にRTSが登場して以来、京セラがカメラ事業から撤退するまで人気を保ち、今だにファンが多いシステムです。
で、今日の画像のN1。
N1は、2000年にNシステムの1号機として登場したフィルムAF一眼。
Nシステムは当初からデジタル化を見据えていて、2002年にはデジタルのN-DIGITALも登場。しかし、2005年の京セラのカメラ事業撤退とともに、わずか5年程で息絶えたシステムでした。
販売期間が短かったのも現在希少である原因の一つですが、デジタル化を考慮した大きな径のレンズマウントゆえ、ボディもレンズも巨大であったり、当初のレンズラインナップがズームレンズばかりだったというのも、販売数が伸びなかった原因と思われます。
画像は単焦点プラナー50mmと合わせている様子、やはり大きいです。