我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年10月24日 (水)

キヤノーラ

N214
昨日紹介したキヤノンのカラフルなフィルターケース、それの内訳・・・茶が何フィルター用なのか調べている時に、古いキヤノンの製品カタログを見ていたら、最後のページに「おっ!」と思う製品が出ていました。

電子式卓上計算機「キヤノーラ1200」。

そして、その値段を見てビックリ!!126,000円! 今なら同じ12桁の電卓は何百円かで売ってます。

まず、このカタログはいつのものか?表4に記されてる列記された数字から、多分1968年12月と思われます。掲載されているカメラの顔ぶれを見ても、その頃合いで間違え無さそう。

じゃあ、カメラがいくらした時なのよ?と思われるでしょう。

「世界最高級システムカメラ」と題された「キヤノン7S」が50㎜F1.4付で、48,500円。「測光性能130%の新TTL」と題された「キヤノンFT QL」の50㎜F1.4付が、54,800円の時代です。もう1台、庶民向けとして、「簡単なスナップEE」と題されたキヤノンデミEE28が、11,300円。

ちなみに、大卒初任給が30,290円の時代のお話。

なので、この「キヤノーラ1200」がどれだけ高額だったかが分かりますね。でも、当時同じ12桁の計算機が数十万円した時代だったそうなので、爆発的に売れたらしいです。

カメラ屋のブログなので、カメラ系の画像も載せておきます ↓ 。

N215