我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年10月 7日 (金)

KONIREEL

P150 
いや~!見つけちゃいました!!ホントは別件のネタにしようと思って、コニカオートフレックスのフィルム室を開けたのだけど、、、

カメラのフィルム室を開けると、普通、フィルムを巻きつける軸(巻取り軸)がありますよね。コニカの場合、その巻取り軸に「KONIREEL(コニリール)」とわざわざ表記している機種が多数あるのです。

オートレックス、オートリフレックスT3、FTA、コニカC35(E&L、フラッシュマチック)、EE-MATIC DELUXE、AutoS2・・・。

フィルムをセットしない状態で巻上げレバーを回すと、巻取り軸の外装部は回転しなくて、いくつかある溝から見える中心部で軸がクルクル回ってます。どうやら、フィルムの装填を楽にするための、コニカ独自の方法らしいです。

巻取り軸の溝にフィルムの先端をちょっと差込んで、巻上げレバーを回すと、いとも簡単にフィルムが巻きつけられていきます。フィルムを巻き付きだすと、回転していなかった外装部分も回り出し、その回転差か何かでフィルム先端を上手く引っ掛けるみたいです。

コニカのカメラを使った経験のある人なら、イメージ出来る話なんじゃないでしょうか。しかし、あまりコニカのカメラに縁のなかった私には今回気付いて、大発見をしたくらいの気分です。

黒いプラスティック製の巻取り軸に小さく「KONIREEL」と刻印しているだけ~という奥ゆかしさにも惹かれました。

で、特に細工のないリールとコニリールのちょうど過渡期にあたるカメラが、AutoS2であろうことも判明。下の画像のように同じAutoS2でも、巻上げ軸が違うのを発見。右のKONIREELを採用しているボディには、前面に小さな「EL」のマークが付いてました。「Easy Loading」の頭文字でしょう。

P148