ビックリ箱
カメラの愛称で「ビックリ箱」と命名されているモノがあります。
キヤノン最初期のレンジファインダーカメラのファインダーに付けられた愛称です。その由来は、ファインダーがボタンを押すことで、軍幹部上に飛び出てくることから。かなり独自なファインダーであるのも事実です。
収納された状態でも、軍幹部には距離計窓があるために一見では、特に何の疑問も持たないのですが、あるのは距離計窓であり、ファインダーは「ポンっ」と飛び出させて使うのです。
また、初期のキヤノンに付いているレンズが、現ニコンのニッコールレンズであるのは、現代のカメラ好きにはビックリするような事実ですよね。カメラ界の両雄とも言える、ニコンとキヤノンですからね!
このブログでもずいぶん前に一度、触れたことはあるのですが、今回、キヤノンのサイトで、その点をキッチリと書いてあることにも気付きました。→http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/film/data/1933-1955/1936_hyo-han.html
「技術的に困難であったカンノンの~日本光学の協力を得て完成」や、また、「光学系、マウント部、日本光学によって賄われていた」と書かれています。
上記で案内したキヤノンのサイトでは、ハンザキヤノンのところで、ビックリ箱やニコンとのことが表記されていますが、画像のカメラは同じビックリ箱を装備しているキヤノン最新型(S型)です。ニッコール50mm/F3.5付き。