タクシー運転手さん
我楽多屋常連のタクシー運転手さん(←駐車違反取締りにはご注意くださいね)のお話。
世話好きなこの運転手さんは、会社の同僚にお子さんが産まれると、写真の大切さを話して、撮影の簡単なアドバイスをしてあげるそうです。成長の過程で、こんな写真を撮っておいたらいいよ・・・と。
例えば、入学式。校門の入学式の立て看板の横で1カット。桜の木の下、校舎をバックに1カット。授業参観では、イスに座って先生の顔を見つめる子供の1カット・・・などなど。ちょっと考えれば当たり前のようだけど、意外と撮っていないもの。
時には、我楽多屋で見つけたカメラ・レンズの動作確認をしてクリーニングをしたものを同僚にプレゼントして、形から入ることも教えてあげるそうです。
さらに、良く撮れた写真は伸ばして額に入れて飾るとか、こんな風に記念のアルバムを作ればいいとか、手取り足取り教えていると、会社の仲間うちでも教えあったり・披露しあったりして、写真を媒介に輪が広がっていくそうです。
その会社に入って15年目の運転手さんが、最初にアドバイスした人のお子さんはもう高校生。社内にはそういう家族が何組もいるそうで、「いい思い出づくりのアドバイスをしてもらった!と感謝されることが多くて嬉しい!」とニコニコと話してくれました。
写真は撮ることも楽しいけど、見ることも楽しい~これは、先日紹介したタカラトミーの新製品「xiao」のコンセプトにも通じるものです。でも、「見る」という行為をその場だけでなく、あとあとの時間・時代・・・という観点でとらえた時に、「写真を残す」という行為がとても大切になってきます。
今までに何度か書いてきましたが、「デジタルで撮りっぱなし」をすることが、写真を残すうえで一番危険な行為であることを、よ~く胆に銘じていきましょう!