我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年3月30日 (日)

フィルムカメラを使おう

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なんとも安直なタイトルで始めてしまいましたが・・・。もう一ヶ月ほど前になるでしょうか、画像にあるフォクトレンダーVITO Bを使おうと思ってフィルムを買いに行きました。恥ずかしながら、私どもの店にはフィルムが置いてなかった。。。

買取りの場合、動作確認はしますがすぐに業者へ転売ですから試写まですることはありません。また、我楽多屋で販売するカメラは「がらくた」の割り切りですから、滅多なことでもない限り、やはり試写はしません。販売用にフィルムを置いたところで数が売れるわけではないので、期限のある生もの「フィルム」は置いてないのです。。。(言い訳終わり)

平日は10時~19時で店を開けているので、営業時間外にフィルムを買おうとすると、コンビニエンスストアくらいしかなく、2~3日朝晩、数件のコンビニエンスストアに立ち寄ったものの、どこも400のフィルムしか置いてない。それも、27枚撮りの1種類のみ。(VITO Bはシャッタースピードが1/200までしかないので)。あぁ、悲しいフィルムの立場を実感しました。日曜は店が17時閉店なので、有楽町のビックカメラに寄って無事フィルムをGETしました。皮肉なことに、我楽多屋常連のカメラマンさんに「どうしたの~?」と声を掛けられ、カメラ屋が他のカメラ屋さんでフィルムを買っている様を見られてしまいました。

ところが、それから1ヶ月、VITO Bにフィルムが装填されることは無く、いよいよ、今朝ほどこれはイカン!と持ち出してきたわけです。

そのきっかけは昨日、オリンパスOM-1を持って「フィルムの入れ方を教えてください」と我楽多屋に来店された若いお客様。少し前にお父様のカメラを借りて撮影したら「キレイに撮れた!」から、家で眠っていた古いOM-1を持ち出してきたらしいです。

しばらく使用されてなかったのでしょう・・・かなり埃をかぶっていました。でも、レンズはクリアで、シャッターも問題なさそう、プリズムに腐食が無く(小売りすればすぐに売れるなぁ~なんて考えながら)、フィルムの装填方法をアドバイスしていると、若者はホントの初心者と見受けられました。そうなると、露出計が動作しているのか気になり、電池を入れ替えてみたところ針は振れません。これでは露出決定が・・・と思いましたが、フィルムカメラを使ってみようという若者の意気込みをへし折るのも勿体無い。シャッタースピードは1/250で、絞りは8で・・・とフィルムの箱に書いてあるようなマニュアル通りに説明して、若者を送り出しました!

日頃からお客様と、フィルムをもう少し使わないとね!などと話をしている自分が使わないでどうするの!です。これを読んでいただいたフィルムの良さを分かっている方も、デジタルの便利さを理由にフィルムカメラを長く眠らせていませんか?フィルムカメラの行く末はどうなるのだろう?と心配されている方、心配する時間があったらドンドンとフィルムを使えばいいのです。使わないから、フィルムの種類が減り、値が上がり、現像の値段も時間も不便になっていくのですよ。

その点、最近の若者は・・・(自分もこういうフレーズを使う歳になってしまったのか)、フィルムカメラを楽しんでますね。下の画像は先日、品川駅中のある店舗で見つけたパンフ。完全にトイカメラの領域ではありますが。。。

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