我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« コンタックス167MT用の底蓋には | メイン | いよいよ不動… »

2023年7月 3日 (月)

スライドマウンター

357041837_9507299869312263_62697321

Polaroid製のスライドマウンターです。

私自身がもう何年も、いや20年近く…リバーサルフィルムを使っていないので現状については人から聞いたり、これを書く前にネットでちょっと確認しただけなんですが。

最近はリバーサルフィルムの現像時にマウント仕上げをしてくれる現像所がほとんど無いらしいですね。

アローカメラも20数年前までは町の写真屋さん的な商いもしていたので、お客さんが持ち込まれたリバーサルフィルムの現像を大手現像所へ取次ぎをしていました。その頃は普通に「スリーブ仕上げ」か「シート仕上げ」か「マウント仕上げ」か選択出来ていましたから、受付時にお客さんに確認するのが仕事の一つでもありました。

マウント仕上げは少し料金割増になりますが、1コマずつマウントにセットされて現像所から納品されていた記憶があります。

そもそも、最初からマウント仕上げを望むのはアマチュアカメラマンに多く、プロは必要があれば必要なコマだけマウントに入れていたのかもしれないですね…。

今でも、マウント仕上をしてくれる現像所や店もあるようですが、大手量販店やプロラボの料金表をみると「マウント仕上げ」ではなくて「マウント付き仕上げ」であって、マウントには自分で入れてください~というシステムがほとんどのようです。

そんな時に役立つのがこのスライドマウンター!と思ったけど、これは20~40年くらい前にポラロイドが製造・販売していた独自のスライドフィルムの付属品として存在した品物。そのスライドフィルムは専用の現像液とコンパクトな専用現像機を使うことで数分間での現像が可能でした。

現像後フィルムは再びパトローネに戻すので、このスライドマウンターにセットしてフィルムを引き出しながらカットしてマウントに入れていく~という装置だったのです、これは。

なので、普通にスリーブ仕上げやシート仕上げで現像されたフィルムの中から1カット選んでマウントに入れる~という作業には向いていないのでした…。