危うく文字ごと拭きとってしまう…
フィルムのAF一眼レフカメラに多く見られる、グリップや背蓋などの表面に貼られた素材が加水分解を起こしてベトつく現象。嫌ですよね...。
先日入荷の動作品のニコンF90Xが背蓋以外は程度が良いので、問題の背蓋を何とかしようと思いました。
まず最初に考えたのは、代わりに使えるまともな背蓋が単体で我楽多屋の在庫にあるのではないか?と。しかし、F-801用はあったけどF90用は無し。
じゃあ、ベトつきを取り去ってしまおう~と思い、無水エタノールで拭き始めたのですが、この背蓋はMF-25といって世界24都市の時刻を表示できるタイプ。液晶に表示されるのは都市名じゃなくて、背蓋に記された相番なので、ベトつきを取り去ってしまうと都市名の文字まで一緒に無くなってしまいます。それでは、どこの都市の時間を表示しているのか分からなくなるから、作業を途中でやめました…。
結局、カメラを構えた時に両親指が触れそうな両サイドだけベトつきを取り去って終了。前から見たら綺麗だけど、後ろ姿は汚いまま...。
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