巻上げ軸に隠された証拠
常連Yさんからの話題提供。デジタルカメラ内に記録されている総ショット数じゃないけども、フィルムカメラのこんな部分を見て、撮影本数の多さを感じ取ることが出来る、って話です。
ニコマートは普及クラスのカメラなので、プロ機材のように酷使された個体ってのはあまり見かけないものです。この個体の外観も中古品として美品に分類できるレベルなのですが、かつて病院内で使用されていたもなのだそうです。
さらに詳しいことも分かっていて、日々の診察で患者さんの患部などを撮影していたのだそうです。1患者あたり10枚くらい撮ることもザラだそうなので、1日にフィルム数本撮るなんてことを何年も継続していたのかもしれません。
さて、撮影本数の多さを感じられる場所というのは、巻き戻しクランクを引き上げた時に見える軸の
摩耗なんです。
画像をよく見ると分かると思います。上の方がすり減って真鍮色が出ていますよね。
試しに、我楽多屋にあった10台ほどの二コマートの同じ部分をチェックしてみましたが、1台もこんな状態のはありませんでした。
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