キヤノンT60
2台ともお客さんカメラです。
キヤノンMF一眼レフのTシリーズ、国内で販売されたのはT50、T70、T90、そしてレンズ側にAF機能を搭載したAF過渡期のT80の4機種でした。が、輸出向けにT60という機種もあったのです。
国内ではAF一眼レフのEOSシリーズにほぼ移行した1990年代になってから、T60は発売されています。その理由は、海外ではFDマウントのMF機の需要が残っていたからだそう。
まぁ、そういう背景の違いがあるにせよ、国内で発売された4機種とT60で確実に違う点があります。それは、T60だけフィルム巻上げが手動なところ。あと、ボディデザイン自体も明らかに違うと思いませんか?
で...そのボディデザインや質感から、もしやあそこのOEM?という推測をしてしまうのですが、そう!その「コシナ」で間違いないようです。
このカメラの持ち主さんとお話をする中で、「キヤノンってOEM少ないですよねぇ~」と。まず、このT60が輸出専用だから余計にそう感じるんですよね。だって、コシナOEMを採用しているメーカーって、ニコン、リコー、オリンパスなどなど他はほとんどですもんね...。
キヤノンは他には、うんと昔のこと。以前話題にしましたが、キヤノネックスくらいじゃないのかな...。
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