悲しきテレコン
「テレコン」というのは、合コンや街コンみたいな楽しげなものではありません。テレコンバージョンレンズの略称。
特にここで言うのは、カメラボディとレンズの間に挟み込むリアコンバージョンレンズ型のもの。
効果としては、装着したレンズの焦点距離を1.5倍や2倍にすることが出来ます。例えば、2×のテレコンを標準50㎜レンズ付き一眼レフのボディとレンズの間に挟むと、100㎜の中望遠レンズとして使えるのです。
カメラやレンズ自体がまだまだ高価だった時代は高倍率のズームレンズも登場していなかったわけで、こういうテレコンを使うことで、望遠に手頃に対応していた人が多かったのです。
ただ、20年くらい前からでしょうか、、、普及クラスのレンズの低価格化や高倍率ズームの登場で、このテレコンが活躍する場が減ってしまったのです。
あと、テレコンを付けることでレンズの明るさが落ちるので、オートフォーカスのカメラには不向きという、、、物理的な問題点もあったりしました。
また、デジタルカメラにオールドレンズを付けて楽しむ最近の人たちにとっても、フルサイズ用レンズを装着すると、ただでさえ焦点距離が、撮像素子サイズAPS-Cサイズで約1.5倍、マイクロフォーサーズで約2倍になってしまうので、あんまり魅力がないようです。。。
かつては需要があってそこそこ出回ったものですから、買取りをしていると長年のうちに相当数入ってきます。ところが、現在の需要は乏しいので当然ダブついて来ちゃいますよね。先日来、我楽多屋のMF用テレコンの値段を少し下げてみました。
それなら遊んでみよう~という方がいらっしゃるかと思いまして~。思い切って、テレコン2連装なんてのも面白かも!?