アレッテ
上の画像のカメラ、ご存知ですか?「コレって、アレッテ?」と即答できる方はかなりの通だと思います。日本の中古カメラ市場ではあんまり見かけないカメラです。これは、アレッテ(arette)ⅠBという機種。
大戦後の1946年、フランス統治下のドイツはヴィルドバッドに設立されたアッパレイト社が造ったカメラです。
内蔵の露出計には「GOSSEN(ゴッセン)」の文字が入ってます。今でも世界中のプロに愛用されている露出計メーカー ゴッセンとのダブルネーム!という感じで、何だか得した気分。レンズはシュナイダーのクセナー付きや、イスコのウェスター付きなどがあるようです。
このカメラで思い出すのは、2005年に皇室のご親戚になられた黒田さんのこと。当時、よくご来店いただいていたのですが、ウインドウに並んだアレッテを見るなり、「おぉ!アレッテですね!私はレンズ交換が出来るタイプを持っているんですよ!」と楽しそうに言われていました。
また、正面からみたデザインがほとんど左右対称形であることもいい、とも言われてました。