我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年5月26日 (日)

あげるために買い揃えたカメラじゃない

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この前、お客さんとの会話の中で以下のような話を聞いて、偉そうな言い方をしてしまいますが~感心してしまいました。

そのお客さんが言われるには、カメラや写真のお仲間が亡くなられた後に、ご遺族からご遺品のカメラやレンズなどを貰って欲しいと言われることがある。また、そういう話を聞くことがある、と。

でも、故人は我々にあげるために買い揃えたカメラやレンズじゃないのだから、ご遺族には然るべき方法を指南したり、いただくにしても見合った香典をお渡しするようにしている、と。

素晴らしいお考えですよね。

長年買取りをしていると、このお話とは対極にあるような嫌な話を聞くことも時々あります。カメラ仲間を名乗る故人の友人が形見分けと称して、うん万円・うん十万円単位の品物を持って行ってしまうとか。真っ当な売却価格の何分の一とか安価で引き取っていくとか。

こういうことが出来る人には「カメラ仲間」なんて名乗って欲しくないですね。

 

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また、万が一の時のために、うちの店では「カメラ提供意思表示カード」というものも用意していますが、万が一の時のためのものなので、こちらから積極的に宣伝や勧誘もしにくいと思っていまして、難しい所なのです。

でも、今回のお客さんのようなお考えの人が沢山いらっしゃってくれれば、文化遺産ともいえる古いカメラやレンズの行く末も安心出来ます。

  

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