我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年5月19日 (日)

デジタル・レオタックス!?

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一昨日のお客さんカメラはビックリものでした。

フィルムカメラの中にデジタルカメラを入れてしまう改造ネタ、今までに話で聞いたりネットで見たりはしていましたが、現物をじっくり見たことはありませんでした。

一昨日ご来店されたお客さんがご持参されていたのが、画像のカメラ。

現物をじっくりと拝見させていただくことが出来ました。ご自身ではインターネット上にアップしたことがないそうなので、本邦初公開に近いカメラです。

もう5年くらい前に作成されたものだそうです。元のカメラボディはレオタックス f。その中にSONYのコンパクトデジカメをバラしてから組み込んでいます。

よって、元のコンパクトデジカメの外装はどこにもありません。いや、強いていえば、背面の液晶画面とその横にある操作ボタンくらい。

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電源ONOFFはシャッターボタンの左前方にある、フィルム巻き戻しの切り替えレバーで行ないます。元々あるレバーを利用しているところが凄い!

電源ONにすると、とても静かにレンズが前に繰り出してきます。ロシアンレンズのフェドの鏡胴を利用しています。

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もちろん、本来のシャッターボタンで写真を撮ることが出来ます。また、ボディ前面をよく見ていただくと分かりますが、細い隙間にストロボの発光部もありますし、録音マイク用の小さな穴もあるので動画撮影も可能。

そして、面白いのはここからです。実用性に加えて遊び心も注入して作成されているカメラなんです。

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底蓋を外した画像でフィルムパトローネが収まるべき場所に、それっぽいものが見えていますよね。これ、パトローネを利用したカードリーダーをここに収納しているのです。それを引っ張り出してSDカードをセットし、反対側(スプールが入るべき場所)に収納してあるUSBコードと接続してパソコンへ画像を移す~なんてことが簡単に出来るような憎い仕掛までされているのです。

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このカメラの製作期間は構想を始めてから半年くらいだそう。こういう改造や工作がお仕事の方ではないので、お仕事が終わってからの作業。また、ボルトオン作成しているのでデジカメの方は元に戻せますとのこと。

*お客さんの奥様がアップされたブログを発見しました。私のいい加減な説明よりも詳しく改造について案内されています→https://kurocyainu.exblog.jp/22426273/

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。