我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年4月11日 (木)

♪ 僕はアマチュアカメラマン

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一昨日火曜日の午後。NHKラジオで「東京にある中古カメラ屋の野田さん」というフレーズが流れました。もちろん、NHKですから店名は出ませんが…。

何か悪いことをしたわけではありませんよ。

数日前に番組担当者から電話があって、日本で最初のCMソングと言われている小西六(現:コニカミノルタ)さくらフィルムのCMソングに「首がない・・・」という歌詞があって、それがどういうことなのか?調べているというのです。

そのCMソングとは、民放ラジオ局が開局した昭和26年に小西六が提供した番組内で流れた「僕はアマチュアカメラマン」という曲。でも何故か、歌詞の中に会社名や商品名を一切いれないという提案のもとに、作詞作曲家の三木鶏郎さんが製作されたそうです。

実は私、この曲を知りませんでした。

担当者さんから「首がない…」ということはどういう現象なのか分かりますか?と聞かれました。先方は心霊現象なのか!?的な疑いさえも抱いている模様。

いろいろと話を進めていくうちに、他には「ピンボケや二重撮り、露出過度、ブレ…」というフレーズが出て来ることも分かったので、アマチュアカメラの失敗を唄っている歌ということが分かりました。であれば、首がないというのは首というか頭(顔)がフレームアウトしている~ということだろうと判断しました。

その時代、一眼レフは普及していない時代ゆえ、ファインダーを覗いてしっかりフレーミング出来る時代でもはなかったし、カメラによってはファインダーの性能が低くて見難かったりしただろうから、そういう失敗も招いたのでしょう。そんな見解を示しました。

それこそ、デジタルカメラの液晶画面を見ながら撮るのとは大違いですからね。

放送では「ファインダーの性能が低かった、いい加減なカメラもあった~」という部分だけが強調されていましたが、もちろん、アマチュアゆえの不正確さが加わって招いた失敗の話ですよね。

YouTubeにアップされてる「僕はアマチュアカメラマン」、見つけました。


YouTube: 【CMソング】ボクはアマチュアカメラマン (フル)

 

*一番上の画像はイメージです。昭和26年当時のフィルムではないので時代考証あっていません、ご了承ください。

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