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2017年10月12日 (木)

GERMANY U.S.S.R

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プラクチナFXのボディ上面、巻き戻しノブの横に「GERMANY U.S.S.R」と記されていました。

製造国を記すにしてもちょっと珍しい場所ではありますし、ダブルネームというか…2ヶ国名が記されています。

そういえば以前、「プラクチカⅣ」のボディに「GERMANY U.S.S.R. OCCUPIED」と記されていたことがあるのを思い出しました。

その時と同じで、この「プラクチナFX」も製造番号から調べてみるに、製造は1950年代前半から半ばにかけてになるので、ソ連による占領は終わっている時代のものなのです。

プラクチカⅣの時に、ある方から助言をいただいたのが以下の内容。

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「GERMANY U.S.S.R OCCUPIED」の印は製造側ではなく、アメリカ(西側)の税関で打たれたものらしい~と。東西冷戦真っ只中の1960年前後、ソ連サイドの東ドイツからの輸入品であることを明確にさせるためではないか?と。

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今回のプラクチナFXには「OCCUPIED」の文字までは記されていませんでしたが、1949年以降もアメリカにすれば、東ドイツはソ連の占領下みたいなものだったということなんでしょう。今回もまた、カメラに記された国名に、当時の東西の温度差を感じたのでした。

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