我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年7月 7日 (金)

被写界深度目盛り

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我楽多屋にあるような、金属カメラやフィルムカメラ、マニュアルカメラ用のレンズにはほとんど記されている被写界深度目盛り。フォーカスリングの距離指標の側に左右対称に記された数字があるのが、それです。

少し前の話になりますが、若いお客さん、多分、それらのカメラにまだ不慣れなお客さんに「これって何ですか?」と質問されました。

「被写界深度目盛りです」と答えたところ、反応が無かったので、簡単に以下のような説明を始めました。

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レンズというのは絞りの開き方によって、ピントが合う幅が変わってきます。

例えば、絞りを絞った場合はその幅が広くなる。

画像のカメラの場合、今、1.8mくらいにピントを合わせた状態ですが、絞りを「22」にすれば被写界深度目盛りの「22」と「22」の間、無限大(∞)から1m弱までピントが合うことを示しています。

逆に絞りを開いた場合は、その幅が狭くなる。

同じく画像のカメラの場合、絞りを「2.8」にすれば被写界深度目盛りの「2.8」と「2.8」の間にしかピントが合いません。ちょっと読み取りずらいですが、2mから1.6mくらいでしょうか。

このことを利用すれば、メインの花にピントを合わせて背景をボカしたい時とか、背景もボカさずにピントを合わせたい時とか、絞りで調整することが可能になるわけです。

ただ、絞れば光の量が減るのでシャッタースピードを遅くしないといけなくなるなど、また次の段階として考えないといけないことも出来てますけども、被写界深度については、そういうことなので、それが分かるようにここ(鏡胴)に記されているんです。

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すると、「え?それは記さなくてもいいことですよね?」と聞き返されたので、「いやいや、絞りが及ぼすピントの合う幅をここで確認出来るのだから、必要な情報といえますよね」と言いましたが、反応が「?」マークのままなので、「うちの店にあるようなカメラにはほとんど記されてますよ」と言うと、「じゃあ、いいです」と何か不服そうな雰囲気で帰って行かれました。

 

説明長くなりましたが、この出来事がどうしても理解できなかったので、後日、長徳先生や常連さんにお話したところ、iPhone世代には「何メートルとか通じないのでは?」とか、「撮った後から任意の場所にピント合わせたり出来る時代だから仕方ないのでは?」と言われました。ホントにそうなのかもしれない...だとすると、もっと詳細に適切な説明が必要だったのかもしれません。

また他には、「自分が理解出来ないことに逆ギレしたのかな?」とか、「もっと勉強してきてくださいだね」という方もいらっしゃいましたけどねぇ。うん...わたし的には丁寧に説明したつもりだったので、あまり言いたくないですけど、コミュニケーションの問題かな~とも思うんですけどね。

 

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