我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年7月

2017年7月31日 (月)

キャップフェチ!?への誘い

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長年カメラ趣味をされている方の中には、「もう買うモノが無い」とか言われる方がいらっしゃいますので、最近発見したこんなバリエーション違いのコレクションはいかがでしょう?って提案(笑)。

カメラのボディキャップや、レンズのリアキャップには、よく見ると製造国や型番、ロッド番号と思われる文字が記されていることが多々あります。

このロッド番号と思われるもの。今まで気にしたことが無かったわけではないんですが、今回たまたま目の前に複数あったキヤノンEOS用のボディキャップをよく見たら、かなり多種あったのです。

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「Ⅲ1」「Ⅲ2」「Ⅳ1」「Ⅳ2」「Ⅴ1」「Ⅴ2」「Ⅵ1」「Ⅵ2」「Ⅶ1」、ちなみにこれらは「MADE IN JAPAN」のキャップ。他にも「MADE IN TAIWAN」もので「2」「8」がありました。

どうです?揃えてみたくなりませんか?って、ならないですよね…笑。

 

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2017年7月30日 (日)

FILM CAMERA E-02

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これ系のカメラは時々見かけますね。以前にも話題にしたことあるような気もするのですが、過去ログが見つからないので。

一眼レフでもないのに、一眼レフみたいな大袈裟な格好したトイレベルのカメラです。その名を「FILM  CAMERA E-02」。

遠目に見ると、その機種名「E-02」がキヤノンの一眼レフシリーズ「EOS」に見えますよね。これは確信犯に違いない。

あと、もう一点、ツッコミ入れておきます。元箱もかなり大袈裟な大きさなんですが、そこに描かれたフィルムをイメージしたような絵柄。パーフォレーションも変ですが、ハーフ判のようなフォーマットで写し込まれているのもなんだかなぁ~です。このカメラは普通に35ミリフルサイズです。

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呆れてもうこれ以上は止めておきます。

 

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2017年7月29日 (土)

SEARSの大ケース

今まで何度か立派な革ケースに驚いたことがありました。

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例えば、ニコンのレンジファインダー機Sシリーズに50mm/F1.1の大口径レンズを付けて収納できる、これ。前カバーの大きさと本体部分の頑丈さが驚きのレベル。

 

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また、これはニコンF用にも同等のがあった、二コマート用のハードタイプ革ケース。全体的にその造りの良さがにじみ出ている感じで驚きのレベル。

 

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何故か、またまたニコンなんですが、これはFM系にモードラを付けたまま収納可能なケース。あぁ、これは厳密には本革ではなさそう。その形状が驚きのレベル。

 

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ニコン以外ではこんなのもありました。入門機レベルのフジペット35に用意された、ライカM3用純正品並みに立派な革ケース。

 

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機能的にも優れたコリブリの革ケースなどなど。

 

いよいよ今回の革ケース。

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中に収納すべきカメラが特定出来ていないのだけど、「SEARS」と書かれた革ケース。その前カバーの大きさが驚きのレベルです。何を覆うためにこんなに大きいのかも分かりません。

「SEARS」はアメリカの流通業者で、幾つかのカメラメーカーからOEM供給を受けて自社ブランドのカメラを販売したりしています。その中に日本のリコーであろうOEM機があって、以前紹介したT-L-Sという機種にはボディの右胸部分にシャッタースピードダイアルがあるので、それを覆うには十分なスペースが確保できる前カバーなんですけどね。ちなみに、このドデカイ革ケースにはMADE IN JAPANの型押しがされています。

 

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2017年7月28日 (金)

ニコンF80のファインダーって

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先日、お客さんに「これ(ニコンF80)のファインダーって、こんな暗い感じでしたっけ?」と聞かれました。

え?と思いながら考えたのは、ミノルタα-Sweetあたりで時々見られる、ペンタミラーの変色か!?とか...。

で、ファインダー覗いてみたら、それ系の変色とは違うのだけど、確かにぼわーっとしていて暗めで違和感。

それに、ニコンF80は同じニコンのuシリーズじゃないから、ミラーペンタじゃなくて、ちゃんとしたペンタプリズム装備しているので、それ系の変色は考えられない。

ん??と思っていると、居合わせた他のお客さんが、「液晶パネルを組み込んでるファインダーじゃないですか?それだと電池切れしていると、ファインダー暗くなりますよ。」とアドバイスしてくれました。

なんですと!!

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実は私、かつてF80を私物で使っていたことあるのに、そんなこと知りませんでした!たしかに、このカメラの利点としてモード切替でスクリーン上にグリッドを出すことが可能でした。あれは液晶パネルが内蔵されてるからだっ!!

その機能を重宝がっていたのに、今回のことに気付けなかったことにちょっと落胆…。

でも~言い訳すれば、使ってる機種って電池が入っていない状態でいじることまずないし、電池が完全に切れるまで使わないよなぁ~という言い訳。

いろいろ調べていたら気付きましたが、このことF80の取扱説明書にはちゃんと書かれていました…。

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2017年7月27日 (木)

ニコン100年、ペトリ110年

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一昨日25日、ニコンさんが創業100周年を迎えました。

関係者向けのパーティーも催されたようですし、新宿エルタワー内のギャラリーが新装オープンしました。また、記念モデルなども幾つか販売されて話題になっています。

さて、対してペトリ。現在のことはまず置いておいて、ペトリは前身の栗林工業が1907年に創業しているので、ニコンより10年古いのです。

そこから数えると今、110年。でも、ペトリは1977年に倒産しているので、その時点で70年の歴史だったわけです。

ただ、ニコンがカメラを造り始めたのは、1948年~。なので、1998年にカメラ50周年でF5の記念モデルを出したりしました。よって、今年でカメラは69年。

一方、ペトリは創業時からカメラ製造を手がけていたので、倒産までのまるまる70年カメラ~だったことになり、現時点のニコンとほぼ肩を並べていたということになりますね。

ここで、話をさらにややこしくしますと、ペトリカメラは倒産しましたが、その後、労働組合がペトリ工業として存続させてカメラの製造を続けていたので、70+α年になります。それと、会社自体はカメラ製造をやめた今もまだ存続しているとのことなので、本家倒産をどう捉えるか次第では...ニコン100年に負けない、ペトリ110年もあながち間違えではないのです。 

 

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2017年7月26日 (水)

ここどこ?

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、お台場中央。パッと見た目、「ここどこ?」って感じしませんか?

飛行機?と思いきや、エアポートリムジンバスのラッピングで、路面に派手な矢印あるし、チャリンコのオッちゃん居るし...。

ここは「お台場中央」という、首都高湾岸線の上にある一般道の交差点。信号機の横にある「お台場中央」の標識には、画像手前側は「江東区」って書かれているけど、画像向こう側は「港区」って書かれていて、同じ交差点でも違っています。

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2017年7月25日 (火)

アイピースカバーでした

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先週金曜日のブログ記事で話題にした、コニカFS-1用のストラップに付いていた「これは何ですか?」な黒いプラスティック製のもの

ブログをいつも見てくださっている方から、回答をいただきました。取扱説明書の画像を添付してくださったので間違えありません。

「アイピースカバー」だそうです。

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先日の話題のなかでもアイピースカバーについて触れてはいるので、全く予想しなかった結果ではないんですが、、、一般的にストラップに通す形のアイピースカバーって、こんな形状のものが多いです。

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ひとかたまりで分割されません。だって、分割されると分かれた二つの部位の間隔が開いてしまうことも有り得るわけで、アイピースにはめ込んでも外れてしまうのでは???という事態が予測されるので、FS-1の現物が手元に無かったこともあって、実証も出来ずに却下してました。

あと、この取扱説明書を見てFS-1用のストラップが、ハンドストラップに変身することも初めて知りました!そして、今回話題のアイピースカバーは、ハンドストラプ使用時の調整環にもなっているそうです。いや、調整環が元々で、それを分割させてアイピースにもしてしまえ~かもしれません。どのみち、調整環として使う目的上、ストラップを二重に通すこともあって、当初心配した間隔が開いてしまうことを気にするほどズレることもないんだろうと思いました。

 

ところで、「アイピースカバー」が何のために必要なのか分からない方もいらっしゃるかもしれないので、簡単に説明しておきます。

一眼レフカメラの場合に、セルフタイマー撮影やバルブ撮影・リモートスイッチを使った撮影などでファインダーを覗かずに撮影すると、ファインダーから入った光の影響で露出計の測光に影響を与えてしまうことがあるのです。そのために、セルフタイマー・バルブ・リモートスイッチを利用する撮影時にアイピースにカバーをしようというわけなのです。

 

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2017年7月24日 (月)

あやうく病欠

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私 二代目、23年前の4月に間違えてアローカメラへやって来ました。それ以来、記憶が間違えでなければ、一度も自分の病気で店を閉めたことはありません。

その間、ひどい二日酔いで出勤して来て午前中は死んだようになっていたことはあります。また、アルバイトさんが居た時は甘えてどこかで酔いが覚めるまで寝ていたことはあります...。あと、ちょっとした日帰り手術をした時も朝イチで病院行って、アルバイトさんに店番してもらって昼には店に戻って来ました。

逆に目上の人!?、まぁ昔は他に店員さんが居たこともありましたし、ここ長年は父親である名人になりますが、その人たちに店を任せて休んだりしたことはありません。 

それがこの前の金曜日の夕方どうも腰が怠くて、、、と思っているうちに、閉店間際には起きているのもツラいくらいの倦怠感に襲われました。ちょっと大袈裟にいうと這うようにして帰宅して寝ました。朝方に何度か目を覚ましても、こりゃダメだな、、、今日は店休みだな...と本気で考えたりしていました。

でも、その日は第4土曜日で我楽多屋はがらくた市。長徳先生のトークショーの予定。長徳先生に中止のお願いと場合によっては1週ずらす相談も含めて連絡をし、ウェブで臨時休業の案内して、名人に我楽多屋のシャッターに臨時休業の張り紙してもらう連絡して~といろいろと考えました。

いよいよ朝起きてみて、何とかなりそうかも~とシャワー浴びて準備して、、、いややっぱりダメかも。。。と葛藤を繰り返し。

とりあえず、起きてられるなら、今日一日店開けて、休むなら明日の日曜日だなと決意して出勤しました。

で、結局は昨日の日曜日も無事開店しましたので、もう大丈夫です✊

 

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2017年7月23日 (日)

Condor

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いやいやこんなに似ていていいんでしょうか?

まぁ、そういう時代であったのは事実なんですけどね。キヤノンのレンジファインダー機はライカを真似~、ニコンのレンジファインダー機はコンタックスを真似~でしたから。

昭和32年登場のこの「Condor」、日本製ですよ。当時16,800円だったそう。

これはどう見たって、ニコンS2ですよね...。でも、レンズは交換式になっておらず、一体型で45mm/F2.8が付いております。

この個体に貼られている茶色い蛇革っぽいのは、後から張り替えられたものと思います。

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上の画像のの中で、ニコンS2には広角が付いて外付けファインダーが載せられていたので、コンドルにはペトリメーターをお遊びで載せてみました

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当時のそれぞれの広告です。カメラは写真ではなくてイラストなので、余計にそっくりそのまんまな感じですよね。

 

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2017年7月22日 (土)

Gushokobou 10th Anniversary「Holdgrip」

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ちょっと経験の長いフィルム式カメラマニアなら、これを見て「ライカの底に付けるものだろう?」的な予測が可能と思います。私もそうでした。

ただ、そこに記された「Gushokobou」という名に聞き覚えが無く、、、

そのまま検索してみると、僅かに1件だけ引っかかってきたのは田中長徳先生のブログ記事。こちら→http://chotoku.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-e8ec.html

そういえば以前、がらくた市トークショーでも、これを話題にされていたのを思い出しました。

長徳先生の記事を読むと、この「Holdgrip」には、M型ライカ用とバルナックライカ用があることが書かれています。

私物のM6に合わせて見たら、ごく僅かに小さい…。

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バルナック用か!?と思って、買取りコーナーにあるバルナックライカに合わせてみたら、ごく僅かに大きい…。

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そうか、あれは名人の生まれ年ライカだからⅢBだかで、それ以降のバルナックより3ミリ小さいのだよな...。

というわけで、ここに1個あるのは、バルナック用だけども、うちの店に合うモノがない…ってパターン。

 

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