我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年1月 9日 (月)

X-600の「SF」

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今でこそ、オートフォーカス(AF)なんて当たり前の機能になっていますが、一眼レフカメラにおいて、先陣を切ってそれを当たり前のようにしたのは1985年に発売されたミノルタα-7000でした。

その僅か2年前に、このミノルタX-600は発売されました。

ボディの全面にある「SF」のプレートは何を意味するものか、ご存知ですか?これは「スピードフォーカス」の頭文字なのです。

でも、このカメラ。αシリーズ登場前のマニュアルフォーカス機、レンズマウントだってマニュアルフォーカス仕様のMDマウント。

じゃあ、「スピードフォーカス」って何なの?と思われるでしょう。別称「フォーカスエイド」機能を搭載しているのです。ピントが合う(もちろんピントリングを回して自分で合わせるんですよ)とファインダー内にランプが灯って知らせてくれる機能です。

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今考えればちょっと不思議な気もしますが、それがウリになる時代が一瞬だけあったのですね。

X600

 

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