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2016年7月19日 (火)

手強し、コンツールファインダー

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6年くらい前に似たような話題をしているのですが、苦手克服のためにもう一度(笑)。

あの時の画像はカロワイドの外付けビューファインダーでしたが、今回はそれよりも見かけることの多いであろう、二眼レフのピントフードにあるコンツールファインダー。

戦後まもなく、日本市場での二眼レフブームを牽引したとも言われる、リコーフレックス。バリエーションはいくつかありますが、その中で今でも比較的多く見かける「Ⅶ型」のピントフードに、アイレベルで覗きたい時に使うコンツールファインダーが採用されています。

上の画像のようにピントフードを立てた時、前面に切り込みが入っています。

後ろ側にある四角い小さな窓に片目を当てて覗くと、下の画像のようにさっきの切り込みが見えます。が、これじゃ被写体は全く見えません。

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じゃあ、どうするのかというと、下の画像を参考にしてください。左目をさっきの後ろ側にある四角い小さな穴に当てます。同時に、右目で被写体側の景色を見ます。そうすると大脳内で両者が重なり合って、あたかもフレームが空中に浮いているかのように見え、撮影範囲を知ることが出来るのです。

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と、簡単に書きましたが、これにはちょっとしたコツがいるんですね。それに、この画像では前述の脳内合成は出来ませんからね。

この作業!?、私二代目はちょっと苦手なんです。コツもほぼ分かっていて、大脳内で合成することも出来るには出来るんですが、それをしながら、被写体を狙ったり構図を考えることがまず無理と思うんです。

聞いただけではイマイチ理解が難しいでしょうから、機会があったら是非一度試してみてください。

 

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