我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年1月

2016年1月31日 (日)

マミヤ純正マウント変換アダプター

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マミヤの35㎜一眼レフが何度もレンズマウントを変更していることは、過去にも話題にしました。

そんなマミヤにも良心というか、ユーザーに対して申し訳ないという!?気持ちは多分にあったのだと思います。こういうマウントアダプターを用意していたのですから。

M42マウントのレンズを、NC1000Sの専用マウントに付けるための変換アダプターです。

1970年代半ば、NC1000Sが登場する直前にも、さらにその前にもM42マウントを採用したことのあるマミヤさんなので、ここは気を利かせたのでしょう。当然、その当時のM42マウントの自社製レンズも活用してもらえるわけですからね。

しかしこれ、かなりレアモノ!と思います。

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ネット検索したら、サードパーティー製もあるようですが、これは正真正銘の純正品です。Mamiyaのロゴが刻まれていますので。それが今2個もココにある珍事。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2016年1月30日 (土)

事前登録で

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2月下旬に開催される、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」。

今年に始まったことではありませんが、ウェブで事前登録すると1,500円かかる入場料がタダになるんですよね。

スゴイですよね!この値引き感っていうのでしょうか!?

個人的にはこういうイベントって、モーターショーくらいしか行ったことないのですが割引にはなりません。昨秋、スマート入場なるものがあるというので、Tカードを使って実行してみましたが、入場券を買わなくていい・並ばなくていいだけで、1円も安くなりませんでした。。。

気になってちょっと調べてみたところ、他のイベントでは3,000円くらいまでの入場料が事前登録で無料になっちゃうのもあるみたいですね。

これって、事前登録する際に入力する個人情報を参加企業が買ってるって考えていいんですよね!?大きなイベントというか大企業はすごいなぁ~という感想。

我楽多屋の場合、「これから来店しますよ~」って個人情報いただいたからといって、1,500円も値引きできません...(>_<) スミマセン。

さて、今回のCP+では、「中古カメラフェア」が初めて併催されるようです。うちの店は出店など関係ありませんが、中古カメラ&レンズ市場が盛り上がるのであれば良きことかと思います。

 

  • カメラと写真映像のワールドプレミアショー「シーピープラス2016」
  • 会期:2016年2月25日(木)・26日(金)・27日(土)・28日(日)
  • 開催時間:10:00~18:00(最終日のみ17:00)/2月25日(木)10:00~12:00はプレスタイム(特別招待者・プレス関係者・プレスタイム招待券持参者のみ
  • 会場:パシフィコ横浜(展示ホール、アネックスホール、会議センター)/大さん橋ホール

 

*上の画像のアンパンマンが気になる方はこちらをどうぞ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/03/post-0c8e.html

 

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2016年1月29日 (金)

PEN-F

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オリンパスからついに「PEN-F」を名乗るミラーレスデジタルカメラが発売されました。

6年前にミラーレス機が登場した際から、シリーズ通して「PEN」は名乗っていましたが、フィルム時代のハーフ判一眼レフ機に存在した「PEN-F」(1963年)とまったく同名を名乗るこの機種。

機能はもちろん、「時代を超えて愛される美しいデザイン」というキャッチコピーなどから、メーカーさんもかなり力を入れているように思います。

実際、アルミ削り出しのダイアルを多用するなど、カメラ好きや機械好きに訴えかけてくるデザインを狙っているのだと思うのですが、、、かつてのPEN-Fは逆にダイアルは少なくて、もっとシンプルだったんですよね...。

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批判を恐れずに個人的な意見を言うと、ダイアル式を主張してもなんかそれが多過ぎて、かえってゴチャゴチャしたデザインになってしまい、必ずしもメカメカ美にはなってないような気がします。

引き合いに出すのが正しいのかどうか分かりませんが、軍艦部にダイアルが複数ある~という点では、ペトリカラー35の方が機械的で美しい~と思うのは、私がペトリ好きだからか...(笑)。

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2016年1月28日 (木)

サンズームレンズ

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今でこそ常識のようになったズームレンズですが、40年くらい前はまだ、このカタログに「未来の~」とあるようにかなり先進的なレンズでした。

様々な焦点距離の単焦点レンズをラインナップしているカメラメーカーの純正レンズに対抗するべく、レンズメーカーの方が、積極的にズームレンズに取り組んでいました。

その中のひとつ、「サンズーム」のその昭和48年頃のカタログです。

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まずその表紙に使われているカットにビックリしました!なんじゃこれは!と。ズームしながらシャッター切ったカットでしょうかね。

また、中のページにも面白い内容があったので抜粋してみます。

カメラ-一眼レフ-を買ったら…もう常識です。

一眼レフを持ち、交換レンズまで持っているのは、プロか限られた一部の人達だけだ、と考えられたのはもう過去のことになりました。最近のカメラファンは、だんだんデラックスな一眼レフを求めるようになったし、カメラを買ったら次に交換レンズを買うものだと決めています。一眼レフ+交換レンズは常識になりました。それは一眼レフがレンズを交換して撮影するように作られているし、レンズを交換して撮影しなければ、使わない機構にまで高いお金を支払ったことになり、あなたは損をしたことにもなるのです。
では、まず何ミリ(焦点距離)のレンズを買ったらよいか?誰でも一度は迷うものです。

なんか、宗教の勧誘チラシみたい。。。

 

可能性を追求、未来を設計!!
一般の交換レンズは105ミリは105ミリ、135ミリの望遠レンズは135ミリのレンズの特性しか持っていません。しかしレンズの必要は写真を写す目的、表現する意図によって変わってくるのです。だからこそどのレンズを買ったらよいか迷うのです。一本のレンズで105ミリの特性も、135ミリの特性も持ったレンズができればよいと、誰もが考えたのです。そして可能性を追求し、みんなが夢みた未来を設計し、完成したのがサンズームレンズです。
サンズームレンズは一度カメラにつけると、レンズ交換をする面倒などなく、自由自在に焦点距離が変えられます。だから、何本も交換レンズを持ち歩くより便利だし、何本もレンズを買うより経済的でもあるわけです。しかも、その品質と性能の優秀さは、日本はもとより、ヨーロッパをはじめ、世界63ヶ国で高く評価されています。

選挙演説みたいになってる。。。

しかし、時代は流れて現在、「ズームレンズは捨てなさい」こんな本も出ていますが...。参考ブログ記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/03/post-b4d0.html

 

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2016年1月27日 (水)

この坂知ってる

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、愛住町の坂道。

1月20日に発売された日本カメラ2月号の付録に、森山大道さん撮影のポストカードが8枚付いています。その一枚に、店の近くの坂道が写っていたので、早速行ってみましたよ。

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2016年1月26日 (火)

実用新案!?

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こういう形状のカメラケースって、他には無いような気がします。

普通、フィルムカメラの場合、カメラケースに入れたままフィルムを交換するのは不可能なものばかりですが、この「マミヤセコール500DTL」用のケースは、底ケースがまるでボディの裏蓋のように、蝶番を利用して開くのです。これは便利かもしれません。

ボディ底面にある巻き戻しボタン(フィルム巻き戻しの際にクランクを回す前に押すボタン)もケースに入れたまま押せるように、ケースの底にはボタンに合わせた丸い穴が開いています。

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ただ、フィルム交換の回数って、一般の人ではそんなに頻繁にあるものでもなく...。それよりも、ボディをケースから外そうとすると、底のネジがフロント側のカバーに覆われてしまっていて、フロントカバーを外してからじゃないとネジを回せない...という不便なところもあります。

はて?どっちが便利で不便なんだろうか。。。

ところで、この変わったケースの存在を教えてくださったのは常連Yさん。ケースだけをどこか他のお店で入手され、中に入れるカメラがうちの店にあるのを知って、カメラを嫁入りに迎えに来てくださったのです。

 

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2016年1月25日 (月)

ストラップ考

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以前一度ご紹介したことのあるサックス奏者のお客さんとのお話しで、ちょっと興味深いお話をうかがうことができました。楽器をやってる人なら「知ってるよ~」という内容かもしれませんが...。

キッカケは、その方がライツCL用のストラップを革で自作された~という話でした。

演奏する楽器が重くなるほど、使用するストラップの使用感が重要になるであろうことは、ちょっと考えれば推測できますよね。

*参考までに楽器店の管楽器ストラップのサイトを→http://www.nagae-g.co.jp/fs/inst/c/stp

スタジオでもステージでも、演奏時間って短いものではありません。細いもの、硬いもの、形状などなど、自分の身体に合わないストラップを長時間使用することによって、肩や首などに大きな負担が掛かってしまい、身体を悪くされるミュージシャンも多いのだそうです。

たとえ、自分に合ったストラップを見つけたところで、それでも演奏中は身体の同じ部分へ負担が掛かってしまいます。

その対策として、自分の身体にあったストラップで、微妙に身体への負担がかかる部分や感触の違うものを数本用意していて、適宜使い分けているというのです。

「おぉ~これぞプロ!」と思いました。

カメラのストラップも当然ヘビーユーザーやプロになれば、同様に重要な要素になりますが、今まで使い分ける~的な話は聞いたことがありませんでした。

カメラの場合、使用条件・環境など違いますし、三脚や一脚などの手段もあるので、一概に比較は出来ないんでしょうけどもね。でも、カメラ好きにはストラップにこだわる方も多いし、今回の話は興味深いのではないかと思います。

画像は私物のデジタルカメラ フジのX10に付けている革ストラップです。以前、革職人さんにサンプルで作っていただいたものなのですが、4年近く使っています。初めから好感触でしたが、さらに馴染んで来ていい具合になっています。

 

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2016年1月24日 (日)

強烈カラバリ

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1990年発売のコニカ「jump AUTO」、生活防水の全天候型、フルシーズン用カメラです。

アウトドアで使用されることを前提にしたこの手のカメラには、派手めなカラーリングを施されたカメラが有りがちですが、このカメラの場合はかなり~強烈です。

公式サイトによると、「シーズンごとに異なったカラーバリエーションを発売した~」とあります。そして、発売された2月に「ノアール・ライム・オペラ」、同年12月に「バーミリオン・グラフィット」と書かれているので、これがカラーリングの呼称だと思うのですが、画像にはひとつ多い6種のバリエーションが載っているし、どの呼称がどの色を指しているのか不明...。

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実は少し前にFacebookページへ、個人的にピンクと紫の組合せは好きな色じゃない…と、この「jump AUTO」の画像をアップしていました。それが、呼んでしまったのか、、、別のカラーのが1台入って来たのです。で、よく考えてみたら、もう一つ別カラーが我楽多屋の天井にぶら下がっていることに気付いてしまいました。。

というわけで、3色並べてみたのです。

さぁ、残りのカラーバリエーションも探してみるか、、、(笑)

 

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2016年1月23日 (土)

PRAKTI Ⅱ

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これは初見のカメラかも。。。東ドイツ、ペンタコン社製のカメラ「PRAKTI Ⅱ」です。

まずその大きさから、フィルムフォーマットは何?とか思ってしまいますが、普通に35㎜。

ごっつい理由の一つは、自動巻き上げだからかもしれません。単3電池2本でモーターを駆動してフィルムを巻き上げます。ただ、巻き戻しは底面にあるクランクにて手動。

その大きさは、一眼レフのペンタックスSPと同等。

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見た目の特徴にもなっている、ボディ上部全面は何故か透明なアクリルでカバーしたようなデザインになっていて、そこにゾーンフォーカスの指標になるイラストが描かれています。

レンズのフォーカスリングを回すと、そのイラストの下にある小窓を赤い印が移動して、どのゾーンにあるか確認出来ます。


YouTube: PRAKTI Ⅱのゾーンフォーカス

ただ、このイラスト部分に少し不明点があります。

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白地の部分は左から、「人のバストアップ」「人の全身」「遠景」でしょう。一番右の「馬」みたいなのはこのカメラには連写モードがあるというので、それでしょう。すると、黒地の部分の二つは何を表すのでしょうか?カメラのシャッターが不良で切れないし、イマイチ検証もし難いのです...。

このカメラ、ケースも凝ったましたよ。

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2016年1月22日 (金)

ダブルネーム!?

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早田カメラ店さんで販売されるカメラには、カメラ修理で有名な早田名人がメンテナンスを手がけた証しとして、保証書代わりに銀色のシールが貼られています。

ワンオーナーであれば、生涯メンテナンスを保証してくれるそうです。ただ、生涯保証といってもオーナーが変わってしまった場合には、さすがにその効力は失せてしまいます。

それでも、この銀色のシール。買取りや販売をしている立場としては、ひとつの安心材料だったりするんですよ。だって、早田名人が手掛けたカメラなんですもの。

でも、カメラだって機械もの。壊れるときは壊れてしまいます。当然、使用環境や扱い方にも左右されるでしょう。先日やってきたカメラのフィルム室には銀色のシールが貼られていましたが、残念ながらシャッターの動作不良を起こしていました。

結果、これはジャンク品としてそのまま我楽多屋に並べようと思っているのですが、せっかく?なので、我楽多屋シールを貼ってみました。(*我楽多屋シール:現在、我楽多屋にあるすべてのカメラに貼ってはいません...あしからず)

隣りの銀色のシールには申し訳ないのですが、現状はジャンク品として我楽多屋にて販売しますので、、、

ちなみに、早田カメラ店さんでは、銀色のシールと販売品目データベースとの照合で生涯メンテナンスを実行されるそうなので、このカメラを早田さんに持ち込まれたり、このシールを剥がして他のカメラに貼ったりしても、効力は発揮しませんので。

 

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