我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« グリップ考 | メイン | 代田橋 »

2015年8月25日 (火)

バックフォーカシング

Dscf7147_1280x960

さすがにデジタルカメラで撮像素子を前後させてフォーカスするのは出てないですよね。。。

フィルムカメラでは、フィルム面を前後させてピント合わせをしてしまうカメラが存在していました。

すぐに頭に浮かぶのは、「マミヤ6」と「コンタックスAX」。

Dscf7149_1280x960

マミヤ6は折り畳み出来る蛇腹式のスプリングカメラゆえに、開閉のたびにそれに合わせて可動してしまうレンズ近辺では精度に心もとないから、カメラボディ内のフィルム面を前後させることでピント合わせをしてしまおう~という発想なのだと思います。

フィルム室の中でフィルムを押さえるアタッチメントが動くさまを動画にも撮ってみました。


YouTube: マミヤ6 バックフォーカシング

 

また、コンタックスAXには別な理由があったと思われます。コンタックス一眼レフシリーズには、カールツァイス製の優秀なレンズが数々ラインナップされていて、それら資産を無駄にせずにAF化を図るには、レンズはそのままでボディ側でAF化してしまおう~という発想。やはり、フィルム面をこちらは電気的に前後させてピント合わせをしてしまいます。

*参考ブログ記事:https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/04/contax-ax.html

6a0120a63eae74970b0168eaccea74970c

*どちらも、上記の理由だけでバックフォーカシングが採用された~とまでは言っておりません。その一因だろうなぁ~という推測程度にとどめておいてください。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。