我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年2月

2015年2月28日 (土)

niccaのフィルター

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久々に意表を突かれた感の強い、感心系のビックリに遭遇しました。

このフィルター、「nicca 34.5 Y2」と刻印されているので、ニッカブランドの34.5㎜径、モノクロ用Y2フィルターであります。

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ガラス部分に透かし文字「nicca」の入っている特徴的なタイプでもありますが、驚きはそんなところじゃありません。

じゃあ、レンズに付けようか!という心持ちで、一番上の画像をよく見てください。

「あれ!?ネジ切ってない!」と思うでしょう。これじゃ、レンズにネジ込めない~と。さらに観察すると、反対側に雌ネジは切られていることに気付いて、ネジの雄雌が逆の特殊なレンズに付けるのか?なんて推測もしますが、先程の透かし文字の向きを考えると、それも変。。。

で、実はこれ!通常であれば雄ネジが切ってある部分に、何でローレット加工されてるのかと思ってたら、なんと、普通にネジを切ったうえにローレット加工してあったんです。

何で!そんな手の込んだことするの?ですよね!!

でも間違えないんですよ。かなり珍しいサイズなので店中探しまくったところ、もう一枚、ワルツ製の普通の体裁した34.5㎜径フィルターを見つけました。それにネジ込んでみたら、ちゃんと合致しましたから。

ただのローレット加工じゃなくて、ネジも切られているんです。凄い、このこだわり。

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ところで、34.5㎜径?と思われるでしょう。Lマウントニッコールの25・28・35・50㎜にフィルター径34.5㎜のレンズがあるのです。ニッカのカメラにはニッコールがセット売りされていましたから、それでニッカブランドの34.5㎜径なんだと思います。
 

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2015年2月27日 (金)

CDジャケットに

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すでに発売されて18年も経過している岡本真夜さんの「Smile」というCDなのですが、キッカケなく知りませんでした。

このブログを読んでいただいてる方の中には、とっくにお気付きの方も多いかもしれません。だって、このCDジャケットをどこかで目にしていたら、クラシックカメラ好きなら反応してしまって当然。

岡本真夜さんご本人がファインダーを覗いているカメラは、ニコンS2。当然、レンズもチェックしてしまいますよね(笑)、レンズは5cmF1.4が付いています。

ジャケットでは、いかにもポーズ取ってカメラ構えてます~的で、「小道具だろう!?」と思ってしまいますが、ちょっと調べてみたところ、岡本さんは写真趣味だそうで、このカメラも自前だとのこと。カメラも複数台所有されているようなので、写真だけでなくて、カメラも好きなのかもしれませんね。

写真は個展を開いたこともあるというので腕前も上々。このCDにも歌詞とは別に、フォトブックが付いていました。

 

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2015年2月26日 (木)

間違え探しの答え発表~!?

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カメラに限らず工業製品の多くは、その説明書などに以下のようなことが書かれています。「製品の仕様、および外観の一部を予告なく変更することがあります」と。

実際に古めな金属製カメラなどを見ていると、どこか1ヶ所くらいのパーツが微妙に違っていたり~なんてことが時々見かけられます。

でも、多くの場合は、その差異で前期型・後期型の区別が出来たりします。特にニコンFなんかの場合は、パーツの差異で製造時期の判定も出来たりするのです。

さて、一昨日にFacebookページでは一足先に出題しておりました、「ペトリFTの間違え探し」。ペトリのカメラについては、かなりな頻度でパーツ違いが発見されたりするので、出題したわけです。

ペトリのカメラに詳しい人から聞いた話では、「どうもパーツに一貫性がないというか、、、極端な言い方をすればロッドごとに違うみたいな、、、その時々に調達していたのかぁ…?と思ってしまうくらい違う、、、」というのです。

「ペトリFTの間違い探し」、いや厳密にはどっちが正しいって訳ではないので、単なる「違い探し」。

写っている中に、8ヶ所あります。レンズは無視してください。

どうでしょう???分かりますか???

画像では分かりづらいとか、撮り方が下手~というのはお許しください。

 

では、答え合わせを~。

  1. まず名板の「PETRI」のロゴが微妙に違うんです。
  2. 貼り革のシボが違います。
  3. その名板の左斜め下にある絞り込みレバーの形状が違います。
  4. 巻上げレバー軸部分の頭の形状が違います。
  5. 巻戻しクランクも同じく軸部分の頭、画像では分かりにくいですが、向かって左は表面が光沢仕上げですが、右は梨地仕上げです。で、クランクのツマミ部分、向かって左は銀色の金属ですが、右は黒いプラスティック製です。
  6. 右上前面にある電池蓋も、向かって左は縁が光沢仕上げですが、右は梨地仕上げです。
  7. レンズマウント右下の方にあるシンクロ接点の位置自体が微妙に違います。
  8. 最後、極めつけかな...ストラップ用のアイレットの位置が違います。向かって左と右を比べると、右の方がボディ前面よりにあります。

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パーツに関しては後からどこかで交換された可能性もあり得ますが、多分、今回の個体に関してその可能性は低そうです。

あと、もう一点。レンズは無視して~と言いましたが、それは同じ55㎜F1.8であっても多少タイプ(製造時期?)の違うものだからなんです。ただ、それ以前に同じメーカーのレンズとして決定的な差異があるのですよ、、、実は!

レンズ絞りの開閉操作が右左逆なんです。片や左に回すと開くのに、片や左に回すと絞っちゃうんです。。。→参考ブログ記事:https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/05/0509.html

 

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2015年2月25日 (水)

出窓

本日水曜日、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となってありますので、よろしくお願い申しあげます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、出窓です。

出窓ってどこのよ?って、真っ先に聞かれそうですね。

先週のここでアップした「海上バスのりば」のすぐそばにある、建物のエレベーターホールというか階段の踊り場というか、、、的なところにある腰の高さくらいの出窓から撮ったものです。

エレベーターの扉が開いた瞬間、目の前がこんな眺めだったので。

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会期1週間延長になりました!

うちの店の50年の歴史を写真で振り返る、写真展「荒木町・舟町でアローカメラ50年」の会期、もともとは今月末まででしたが、1週間延長になって『3月7日(土)』までになりました!!

行こうと思っていたのに忘れてた~って方、今知って興味ある~って方、よろしくお願い致します。

会場はうちの店から数分のところにある、喫茶店「私の隠れ家」です。

木・日曜は「私の隠れ家」さんの定休日ですので、お気を付けください。

詳細はこちらよりご確認ください。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/01/50-8975.html

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2015年2月24日 (火)

これ何でしょうか?

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がらくた整理中に出て来た、これ。

こういう何かの一部品なのか、それともオリジナルで作られたものなのか...不明です。

三脚ネジと同寸と思われるネジが付いているので、カメラ屋の性として、とりあえずそこらにあるカメラにねじ込んでみました。やはり合いました。

「でもなぁ、こんな形のものを付けてもなぁ~」と思いながら、握ってみたら、「あれっ!握りいいじゃん!!」という次第です。

どこがいいのかと言いますと、下方の突起部は小さいので中指くらいしか引っ掛からないのですが、円形部の前方に人差し指、後方部に親指が掛かって、とてもいい感じでホールド出来るのですよ。

指の掛かりが見やすいように、なるべく薄っぺらいカメラに付けてみました。

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2015年2月23日 (月)

ニコン様様

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先日、我楽多屋でニコンF-801Sのレンズ+スピードライドセットと、オリンパスペンをお買上げいただいたお客さんがお会計時に、こんなことを言われました。

「実は、少し前にニコン1のレンズを修理に出したんですよ。そうしたら後日、払った修理代が戻って来たんです。どうやら、もともとの製造上の問題だったみたいで。そういうお金はこうやってカメラに使って楽しんだ方がいいと思いましてね!」、と。

とても趣味に前向きというか、素晴らしい心持ちのお客さんで嬉しくなりました。

そして、うちの店的にはそれが売り上げになっちゃって~ニコン様様!って感じです。

ちなみに、そのレンズの不具合情報はこちらでご確認ください。「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」が対象レンズです。

 

*上の画像はお買上げいただいた品物そのものではありません。

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2015年2月22日 (日)

Fine Pix XP70→80

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2ヶ月程前に私用コンパクトデジタルカメラの代替わりについて、話題にしたことがありました。

しばらく様子見をしていたものの、あの時点では「XP70」の生産が終了して数ヶ月経過しているのに次期モデルの発表や噂がないので、富士フィルムの防水防塵耐寒性能に長けたアウトドアモデルの世代交代が読めず、、、ただ、新品で入手出来なくなるのを恐れて購入に踏み切ったのでした。

ところが先日、ネット上で見た富士フィルムの新製品情報の中に「XP80」があることを発見。

気になったので、内容をチェックすると、見た目はボディにプリントされたネームの位置が違うくらい。機能をみても、それほど大差ないのです。

アウトドアモデルとしてメインのウリになる機能がそれぞれ、10m防水が15m防水に、落下耐衝撃1.5mが1.75mと、ごく微妙にアップ。耐寒温度は-10℃のまま。

背丈1.7mの私が東京の地上で活動している限り、必要と思われる性能アップとはほとんど思えず、一安心しました。

数日後に、本当にそれだけなのか?と思って、再確認すると、「スマホと連動したワイヤレス機能。リモート撮影」「 インターバルタイマー撮影」「11種類のアドバンストフィルター機能」がプラスされていました。

がしかし、XP70もWifiでの画像転送は可能だし、アドバンストフィルターも10種類はあるので、個人的な使用環境ではやはり問題なし。

リモート撮影とインターバル撮影は、アウトドアモデルだからこそ必要とされる人もいるのかもしれませんね。

という訳で、個人的には悔しさのないモデルチェンジだったわけですが、いくらモデルサイクル短くてドンドン新型が出る時代とはいえ、これだけの小変更ってのも珍しいんじゃないかぁ~という点、どうなのかねぇ~?とも思いました。

 

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2015年2月21日 (土)

ビュ~ンと288枚撮り!?

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時々出て来るカメラなので、そのたびに「面白れぇ~!」と思うんですが、正直なところ実際に使ったことはありません。。。

1回のシャッターレリースで「2コマ分に16カット」連写する基本機能や、その名前やデザインから、ゴルフスイングを撮影してフォームチェックなど出来るのがウリなんです、まず間違いなく。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/04/byun-16.html

しかし、連写せずに1カットずつ撮ることも可能なのです、実は!

この機能を利用すると、不思議な組み写真とか撮れそうで、ちょっと空想が膨らみます。がぁ、いつもそこまでで、実際に撮ってみたことがありません。

だって、パソコン使えば普通に撮った写真を同じような組み写真に加工できますし、最近のデジカメには個別に撮った画像をカメラ内でレイアウトして組み写真に出来る機能が付いているものもあります。そう思うと、膨らんだ空想もしぼみがち・・・。

ところが!今回はそれとは別な意味合いで、このカメラの存在価値を見い出せましたよ!

これ、12枚撮りのフィルムで96カット(8×12)も撮れることになります。36枚撮りフィルムだと、288カット撮れます。ハーフ判どころじゃなくて、半端ない経済性です(笑)。ただし、撮った画像にクオリティを求めることは出来そうにありませんが...。

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2015年2月20日 (金)

キャップ遊び

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久々に塗り絵的なお遊びしました。

何気なく「ASAHI PENTAX」の金属製キャップをキヤノンのコンパクトデジタルカメラS90に合わせたら、いい感じだったのです。

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そこで、多分、キヤノネットあたりに付いていたであろう樹脂製の「Canon」ネーム入りのキャップに銀色のペイントマーカーで、ちょっと色を付けてみました。そしたら、まるで金属製のキャップみたいに見えるじゃないですか!?

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そのニセの金属風キャップを、S90に付けてみたら一番上の画像のような感じになりました!

ちょっとカッコよく見えませんか!?

一瞬、フィルムカメラっぽく見えてしまうのは、それがフィルム時代のキャップだと知っているからなのかなぁ。。。それとも、ブランドネームと縁の円が銀色~ってのが古臭いからだろうかぁ?

 

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