我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年3月29日 (土)

狼の皮を被った羊

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すみません、今日のタイトルはちょっと大袈裟でした。。。

正直なところ、素手で触るのもはばかられるような汚れたジャンクカメラの山の中に、黒い革のケースが現れました。

そのケースの「KONICA」ってネームが入ったレンズを覆う出っ張り部分から横に伸びた膨らみが、実に魅力的。

「何のカメラだろう?」、「この横に伸びた膨らみは、何を覆うための膨らみなんだ???」と、次の瞬間には引きつけられるようにしてカメラケースを持ち上げていました。

ワクワクしながらケースを開けてみたら、中から現れたカメラは「コニカ Auto S」でした。残念ながら、現在の中古市場では市場性のあるカメラではなくて、多くのカメラ店では買取り対象からも外れてしまっているかもしれません。

ケースのあの膨らみは、露出計の受光部の突起を覆うためのものでした。

不思議な突起物のある、知らないカメラが出てくるような~期待を勝手にしちゃっていたので、わたし的には、ケースを見つけた時のワクワク感とは、そうとうに落差のある結末。。。

でも、この「コニカ Auto S」の受光部には、丸くて黒い小さなキャップが付いていました。

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今までに、このキャップを探している~という人が数人いらっしゃいましたが(実は我楽多屋の天井にディスプレイ用に吊るしているAuto Sには付いています)、まず、付いたまま中古市場に出てくることはありません。こんな小さなキャップ、使ってるうちに失くしちゃうからでしょうね。

このキャップ、ごく一部の人には驚異的なレベルのレアモノかもしれません。

 

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