我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年1月28日 (火)

毛糸

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フィルム室の遮光について、カメラを利用する側としては、遮光されていて当然と思っています。そりゃ、フィルムが光線かぶりしちゃ困ります。

ただ、中古カメラを扱う場合には、この遮光材が劣化していてベトベトになって嫌な思いをしたり、劣化で遮光の役目を果たさなくなっていて困ることもありますが、これもご愛嬌、おおらかに捉えていないと、それこそイライラするだけです。

今では、モルトプレーンと言って、スポンジのような素材を自分で切って貼れる(最初から細く切られているものもあるようです)ように、売られていたりもします。もちろん修理屋さんでお願いすることも出来ますし。

ただ、カメラを作る段階で、製造者の皆さんは遮光についていろいろと苦労されていることなんだと思います。

まぁ、無理矢理的な前置きをしてみましたが、何を言いたかったのか、、、リコーフレックスの毛糸的素材の遮光材をお見せしたかっただけなのです、実は。

上の画像を見てください。青い毛糸状のものが裏蓋の縁に貼られていますよね!これ、後から施されたものじゃなくて、最初からこれで出荷されていたようです。

昭和20年代半ば「4畳半メーカー」と呼ばれる小さなカメラメーカーがたくさんあった時代。二眼レフの名称の頭文字には、アルファベットの「A」から「Z」まで全部揃っていた~なんて言われたりします。

さすがにリコーさんの場合は違うでしょうけども、お茶の間のような場所で、毛糸を貼っている作業風景を連想してしまいました。

 

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