我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年10月28日 (月)

終活~カメラ編

Z2979 
何やら、最近は「終活ブーム」なんだとか。。。

ウィキペディアによれば、終活とは、「人生の終わりのための活動」の略で、人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを意味する言葉。主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者が自身の財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことが挙げられる。とのこと。

さて、一カメラ屋のブログでそんな壮大なことを述べようというつもりはなく。カメラ好きな方に向けて、カメラ関連の終活をちょっと考えてみては?と、思い立ちました。

アローカメラで買取りを長年やっていると、いろんなお客さんから買取り依頼をいただきます。

その中で終活絡みの例を挙げると、仕事を引退した機会にだとか、一度体調を崩されたからとか、80歳を境にだとか、、、こんなタイミングでご依頼をいただくことがあります。これらは、ご自身でカメラ・レンズ類の整理をされるパターン。

使いきれなくなった機材を処分して得たお金を、別の使い道(ご家族にプレゼントをされるとか)に~という目的もあるでしょうし、万が一、自分に何かあった時に、ご遺族が残された機材を整理する負担を省こうという目的もあるでしょう。

このパターンでは、こんな例もありましたよ。。。一度整理されたのに、まだまだお元気なものだから、またカメラを買い集めてしまった~という方がいらっしゃいました。

そして、これから挙げるパターンは、ご自身で終活をされなかったパターン。ご遺族から買取り依頼を受けることも多々あります。

このパターンでは、ご家族が亡くなられて数年経ってからご依頼を受けることが多いのです。現実的にご遺族のお気持ちを察すれば、すぐに行動を起こされることが出来ないのでしょうけども、多くの場合、長期間放置されてしまったことで、カメラやレンズの状態が悪化してしまいます。それによって、買取り価格にも大きな影響が出てしまいます。

あと、これは良いことなのか悪いことなのか、、、亡くなられたご家族の友人知人さんが形見分けに~といって、いい品物ばかりを持ち去ってしまう~なんて、例も稀に判明します。悲しいけども。

これ、我々には分かってしまうんですよ。キャップやケースがあるのに、本体だけない…なんてことが。。。

それから、ご遺族が私どものような専門業者に依頼をされれば良いのだけど、カメラ店であっても中古売買の知識の乏しいところだとか、全般的なリサイクル業者などに依頼をされると、やはり買取り価格が大幅に不利になることが予想されます。

そこで、カメラ好きな方への終活のご提案!!

生前にご自身で機材を整理されるのも、なかなか勇気のいるもの。万が一の時に備えて、ご自身で信頼のおける専門業者を選択されておいて、それをご家族に知らせておくだけでも十分かと思います。

最後にアローカメラの宣伝を。。。私どもはどんなものでも選り好みせずに、まとめて買取り依頼のご相談にのらせていただいております。知識が乏しいご家族がご遺品の整理に戸惑うことなく、カメラ関係の品物はまとめて引き受けるよう心がけております。