我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年10月16日 (火)

フィルムのベロ

N162
ところで、買って来た35㎜フィルムの先端って、どうしてベロ(リーダー)と言って、こういう形にカットされているんでしょう。

また、長尺フィルムを詰め替える人たちの多くは、フィルム先端をハサミで器用にベロ状に切ることに慣れているでしょうし、そうでなくても、このようにキッチリとベロ状にカット出来る器具まで存在しているくらいです。

で、ほとんどの人がフィルムの先端がベロ状になっている理由を、「カメラの巻き付けスプールに差し込みやすいからでしょう!」と考えていると思いますが、ホントにそうなんでしょうか?

複数のカメラのフィルム室を確認したら、ほとんどのカメラの巻き取りスプールにある溝(ベロを差し込む部分)が一方に偏っていて、ちょうどベロを受け付ける形をしているのです。

たとえば、ベロ状になっていないフィルム幅いっぱい一直線に切られた先端を受け付ける形状をしていないのです。

ということは、先程の「差し込みやすいから~」という理由は決して間違ってはいません。

ただ、何で巻き取りスプールはこういう形をしているのでしょうか。軸に巻き付ける上で、この形状の方が物理的にいいのでしょうか?

要は、巻き取りスプールの溝が先に有りきなのか、それとも、先端がベロ状になったフィルムが先なのか、どっちなんでしょう?という疑問にぶち当たっており、この数日、何人かのお客さんにこの疑問を投げ掛けてはお客さんを巻き込んで悩んでおります。

どうでも良いことと言えばそれまでだし、理由を知っている方には「何を悩んでいる~」と笑われるかもしれませんが。。。

すでにいろいろとお返事もいただいております。もとのシネフィルムに由来があるんじゃないかとか、パトローネフィルムの起源であるレチナに由来があるんじゃないかとか、やはりライカでしょう!けど、ライカはもっと長いベロだし・・・とか。

今日ここでは、ここまでにしておきます。良かったら皆さんもご意見などお寄せください。