我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年6月26日 (火)

シロガネーゼ!?

F723

F725
コンタックスT2は、フィルムの高級コンパクト機として人気のあったモデルです。今でも銀塩派の人の持ち歩き用に活躍しているパターンは多いですね。

その優秀性の第一に、カールツァイス・ゾナーレンズ38mmF2.8を搭載してること、描写の良さを挙げる人が多いでしょう。

また他にも、強靭なチタン外装や、サファイアガラスを使用したファインダーガラス、セラミック製のフィルム圧板など、高級機たる演出がされています。

もうひとつ注目の点は、まるでクレジットカードのクラス分け?と思ってしまうようなバリエーションがあるのです。

標準モデルはチタン外装にガラスコーティングを施しているらしいのですが、それ以外に、チタンブラック、ブラックペイント、ゴールド、そして、このプラチナ(白金)と。色味の違ういくつかの限定バージョンが出ていました。

ブラックチタンは、フッ化チタン処理をされた、いわゆる「ガンメタ」色で渋めです。

ブラックペイントは、チタンカバー上に黒のクロームメッキを行ない、さらに黒塗装をしているんだとかで見た目にも重厚な黒です。

ゴールドには、60周年モノとそうじゃないモノの2種類があります。こちらは少々成金趣味系。

そして、一番、慎ましやかな佇まい(オリジナルとさほど変わらない)なのに、現状、一番貴重な存在と思われるのがプラチナコーティングされた、これです。同じプラチナ(白金)でありながら、世に言う「シロガネーゼ」とは異質の存在感でしょうか!?

軍艦部に「Platin」の刻印がなかったら、気付けない人もいるかもしれません。オリジナルのチタンカラーより、少し白っぽい色味ではありますが、並べてみないとあんまり違いを感じられないかも。。。

あと、右手グリップ部の貼り革が、オーストリッチ(ダチョウさん)なのも見分けるポイントです。

最後に余談になりますが、「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」などと、クレジットカードのよう~なんて思っていたら、「Type Select JCBカード」なるものがあって、黒・白・青・黄など全7色からカードの色が選べるらしい。これはこれでペンタックスのデジイチみたいだけど。