我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年10月25日 (火)

ニコンオート35

O036

O037
フジカレックス、キヤノネックスと続いた、レンズシャッター一眼レフねた。3番手は「ニコンオート35」です。

キヤノンの場合はキヤノネックスが唯一のレンズシャッター一眼でしたが、ニコンの場合はニコレックスというシリーズがあって、このシリーズに大きく分けて3機種のレンズシャッター一眼が存在します。その中でこのオート35のみがクイックリターンミラーを採用しています。なおかつ、ニコン初のシャッタースピード優先AE機でもあります。

また、キヤノネックスが普及モデルであったのに対し、ニコンオート35は、広告内に「最高級EE一眼レフ」という表記もされているように、それまでの「ニコレックス」ネーム(=普及機のイメージ)を捨てて、「ニコン」ネームを名乗ることで、高級イメージを与える意図も感じられました。ただ、輸出用は「ニコレックス」ネームのままだった点は面白いところ。

このカメラの特徴はそういう背景以上に、そのデザインだと思います。多分、もともと上面を平らにすることがありきのデザインだったと私は推測します。

そのために、巻上げレバーを背面に配し、巻き戻しクランクも埋め込み式になっています。バラしたわけではありませんが、ボディ両肩部分の中身はかなり余裕があるんじゃないかと。。。その分、カメラが全体的に大きくなってしまっているんですけどね。

CANONEXと同様(製造台数20000台程と言われている)に、当時あまりヒットせず30000台程しか製造されていない模様。