我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« シンクロナイザー | メイン | フードを持つ手が »

2011年6月 6日 (月)

ペンEF

P713 
根強い人気のオリンパスペンシリーズの中にあって、異端児系のこのペンEF(画像手前)。

なんでか?というと、近年復活したデジタルのペンシリーズは別として、ハーフ判フィルムペンシリーズの中で、唯一のプラスティック外装、ストロボ内蔵なのです。

1959年に初代ペンが登場してから、22年も過ぎた1981年に発売されたペンEF。他のペンシリーズと比較しても、新機種としては約10年くらいのブランクがあっての登場でした(画像奥のペンEE-3は1973年発売)。

当時すでに、ハーフ判でなくてフルサイズ判でもカメラが小型軽量化されたり、現像・プリント代の価格も落ち着いてきたりして、ハーフ判の存在意義が低くなり出していた時期だったと思います。

そんな背景があってか、ペンEFはあまり世の中にたくさん出なかったのでしょう。最近では、見掛けることも稀なペンと言えます。

話をデジタルにすると、ちょっと皮肉なことも。。。ペンデジタルの初代E-P1は、フィルムカメラの佇まいを感じさせるデザイン、金属外装で登場。でも、E-P1に遅れること8ヶ月で、外装がプラスティックのE-PL1が軽量化を謳って、ラインナップされちゃうんです。そうそう、ストロボも内蔵されて。