我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« ライカの革ケース | メイン | 愛情F-1 »

2010年6月18日 (金)

OM30 と ME F

IMG_2134

同系列の珍品系が偶然に居合わせています。

ペンタックスME Fに、SMC PENTAX AF ZOOM 35-70mm/F2.8付き(画像右)と、オリンパスOM30に、ZUIKO AUTO-ZOOM 35-70mm/F4付き(画像左)です。

まず、ともに厳ついスタイルのレンズが装着されていることに気付くでしょう。そうです、AFレンズの最初期モデルなのです。ボディーはともにMF機をベースに、これらのレンズに対応させた新世代AF一眼レフへの場つなぎ的なモデル。

ペンタックスME Fは、世界最初のAF機を謳って1981年に登場。しかし、専用のAFレンズは画像でも装着している35-70mmの1本しか販売されませんでした。AFのモーター駆動をレンズに装填する単四電池4本で行なうため、レンズが重くでかくなってしまっている有り様なのです。

ボディのME F自体にはフォーカスエイド機能があるため、MFレンズでもファインダー内のLEDランプか電子音でピントが合ったことを知らせてくれます。

一方、オリンパスOM30は1982年に発売。ME F同様、唯一の専用AFレンズとの組み合わせでAF機能が得られます。ちなみに、オリンパスは単四電池3本でOK!!それでも、でかいレンズですが、、、

こちらも同じく、ボディ側にフォーカスエイド機能があるので、MFレンズでも便利に使えます。しかし、後発の強みでしょうか!?ホントに便利かどうかは別にして、「ゼロインフォーカス」と名付けられた機能により、ピントが合うと自動でシャッターが切れる仕組みも装備されてます。ただし、ワインダーとセットで使わないといけないのですが。。。

まぁ、今となっては物足りない性能・装備と思えてしまいますが、当時としては(僅か数年の期間限定とはいえ)、最先端を誇っていたカメラ2台なのです。。。

そして、最後に一番残念なのは、この2台ともが完全なジャンク状態でして、その最先端機能を実感出来る状態にないこと。