我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年2月

2010年2月28日 (日)

昨日のがらくた市

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予報では雨、実際も一日ハッキリしない空模様でしたが、バシャバシャと降るわけでもなく、さらに、昼頃から、長徳先生のトークショーが終わるまでは、雨もやみ!これも、皆様の気で雨雲を押しのけてくれたのでは!と思えるくらいでした。

今回、品物の方はちょっとデモノ系が少なかったかもしれません。しかし、こればかりは時の運でもあるので、お許しください。

さて、長徳先生のトークショーはリスボン帰りのお土産話、特に先生がスリに遭われたことや、アルパの話、ペン・ライトの話などで、毎度のように盛り上がりました。いつもいつもありがとうございます。

で、昨日のブログに反応して、こんな乾電池を持って来てくれた学生さんがいらっしゃいました。「Goldfish」じゃなくて「Goldflsh」。どう発音するんだろ?「i 」と「l 」の違い、、、Goldfishなら金魚でしょうけど、スペルが違います。でも、横にあるイラストはお魚(金魚)っぽい!?やはり「MADE IN CHINA」でした。。。あやしい。。。

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2010年2月27日 (土)

TOCEBA

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皆さんが良く知っているのは「TOSHIBA」の電池だと思いますが、この電池は「TOCEBA」です。「SHI」と「CE」の違いです。で、中国製です。中国製のまがいモノの話はちょくちょく話に聞きますが、この電池は初めて見ました。

100円ショップで売られている電池でさえ、持ちが悪い…という噂もあるくらいなので、このTOCEBA電池もあまり積極的に使おうとは思いませんが、、、

で、店のアルバイトが「この電池、随分と軽くないですか?」というので、国産の正規ブランドの電池と手の上で比べてみましたが、私にはイマイチ分からない。わざわざ、ハカリを持ち出して計ってみたら~、軽いのです。。。でも、比べた電池がアルカリ電池だったので、マンガン電池と比べたら、その差は縮まりましたが、それでも、いくらか軽い。やはりあやしい……!?

さて、マンガン電池とアルカリ電池。お値段が高いアルカリ電池の方が万能と思われてますが、そうでもないらしいです。その特性を知って使い分けた方が賢いそうです。

マンガン電池は、微量な電気を長時間使うような時計や、断続的な使い方をする懐中電灯やラジオなどに向いていると言います。さらに、マンガン電池自体、しばらく使わないと、わずかながら回復する特性があるからだそう。

対して、アルカリ電池は大きな電流を流し続けるモーターや、ストロボなどに向いているとのこと。だからといって、マンガン電池向けの用途にアルカリ電池を使った時に、マンガン電池より早く消耗してしまうことはないようですが、その価格差を考えると、無駄をしているとも言えるのです。

2010年2月26日 (金)

今月のがらくた市

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今度の土曜日27日は「がらくた市」です。

田中長徳先生のブログを読んでいらっしゃる方はご存じでしょうが、先生は先々週からリスボンに行かれています。しかし、土曜日は帰国ホヤホヤでうちの店に来ていただけますので、いつも通り、午後2時半からはトークショーを予定しております。

またこちらもいつも通り、午後2時からは全品1割で販売!ただし、2時半から1時間半ほどは、トークショーで店内が混み合うことが予想されますので、お買い物目的の方は、その時間帯を避けていただいた方が無難かもしれません。

天気予報を見ると、空模様がちょっと心配ですが、皆さん多くの方は給料日後かと思いますので、掘出し物探しにご来店ください。

 

第17回 得?or 特?

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何だこれ?と思うようなダブルネーム。かたや「Lemix Nikon」、かたや「Anam Nikon」。ともに、韓国からやって来たもののようです。また、10年以上は前のものらしいです。

当時の韓国は、関税などの問題で外国メーカーが単独で市場参入することが無理だったようで、現地メーカーを通すことが余儀なくされて、このようなダブルネームになっていたようです。

ニコンの場合は「Lemix」や「Anam」。NewFM2のボディにも、両者のプレートが前面に貼られたものが存在します。キヤノンの場合は「Daewoo」だそうです。

韓国ソウル市内の中古屋では、時々見かけることもあるようですが、すでに絶版のレアもの。日本でこれをさり気なく使えば注目度は抜群かも!?

Lemix Nikon ウエストポーチ 1,500円(未使用品と思われます)
LemiX Nikon & Anam Nikon ストラップ 各2,500円(新品元封)

この企画、毎度のように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

2010年2月25日 (木)

限定2冊で特販します

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先月案内しました田中長徳先生の写真集「WIEN MONOCHROME 70's」の特別販売。まだ持ってなかったから~という方に喜んでいただけました。お買上げありがとうございました。

で!改めて、お得な情報です!!その写真集「WIEN MONOCHROME 70's」を直筆サイン入りポスター付で、特別に我楽多屋で店頭販売します。限定2冊のみです。

お値段は税込みで9,524円!(定価より消費税分お安くなってます)

このポスターがレアです。写真集内のページを抜き刷ったものに、長徳先生の直筆サインが入っています。ポスターの印刷が銀色系の単色刷りで、そこに、銀のペイントマーカー(かな?)でサインが書かれているので、実に渋いのです!絵柄はそれぞれ違うので、ご希望の方はご来店のうえでお好きな方を選んでください。まぁ、当然ながら早い者勝ちですね。

前回の期間限定、今回の冊数限定の特別販売で、ひとまず、この写真集の特別販売はお終いになります。しかし、出版社さんと懇意にさせていただいてますので、ご購入希望の方は、その都度、対応させていただきますのでご相談ください。ただ、残部数に限りがあるとのこと。さらに、この写真集は一般書店ルートには並ばないそうなので、よろしくご検討の程を。

2010年2月24日 (水)

H君のローライフレックス

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常連H君がローライフレックス3.5Fを肩から提げてご来店。「いいの提げてるじゃない!」と声をかけると、「訳あり品ですよ…」と言いながら、以下のような経緯だそうです。

大学の後期試験も終り、銀座松屋の中古カメラ市には、三共カメラさんの売り子として6日間フルに出勤。そして、期間中、気になっていたカメラを、最終日ついに、自らも中古カメラ市場の活性化のため!?に入手したそう。それが、このローライフレックス。セルフやシャッターストッパーに難ありらしいですが、実用上は問題なしの「訳あり品」。しかし、H君は6日間のアルバイト代が、ほとんど!?消えてしまったのでは~?

いやはや、やはり貫禄ありますね。

実は前日の夕方、我楽多屋に並んでいる「海鴎」をネタに、こんな話をお客さんとしていたのです。

二眼レフを楽しみたい、中判カメラを始めたい、そんな目的なら、「海鴎」でも十分なんだけど、「上を望むと…」やはり「ローライ」あたりの操作感や質感は格違い。その良さを知ってしまうと、格下のものは使いづらくなるから、一度いいものを知ってしまうと後が大変~。なんて話をしていたのです。

なので、H君のローライフレックスを見たときに、余計に立派に大きく見えてしまったのだけど、並べてみたら、ご覧の通り、大きさは海鴎とほとんど同じ。

ただ、H君はいいことを言ってくれました。「桜と空を撮るなら、海鴎いいですよ!赤と青の発色はとてもいいので!」と。

海鴎→ヤシカフレックス→ローライフレックスと、ステップアップしてきたH君の説得力あるコメントです。

そう、操作感や質感だけでモノを見てしまうと、格差は気になってしまうものですが、カメラの場合、その写りに目を向けると、必ずしも高級機だけがすべてじゃないこともあるのです。

 

*ローライフレックスは言わずと知れた、ドイツの名機、そして、二眼レフカメラの代名詞といっても過言ではないほどのカメラ。それに対して、海鴎は中国のカメラメーカーで、こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、いわゆる「中国製品」然としています。。。

2010年2月23日 (火)

きびだんご

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岡山からお越しいただいたお客さんからお土産に、「きびだんご」をいただきました。安政三年創業の廣榮堂「元祖きびだんご」。甘さ控えめで非常に上品かつ素朴な感じで美味しく大満足しました。

ただ、、、気になることが一点。そのパッケージに書かれたイラストに疑問点が…。そこには生き物の顔と思われるイラストが16種類書かれています。メインのイラストは、桃太郎とすぐに分かったので、他のイラストも、昔話「桃太郎」にゆかりのイラストだろうと思って、見たのですが…。

え~、う~ん、と少々困惑。鬼は分かりました。しかし、絶対にいると思われる、お供した犬、猿、キジが…分からない。それでも、添えられていた案内書に、お供の3種類については解説されているのに気付いたので、大方は分かってきました。

しかししかし、中にはイマイチ微妙な顔ぶれも・・・。何で、コアラ?これは、カラス?ペンギン?などなど。

で、最後に残ったどうしても分からないのがこれ↓

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ウルトラマン?でも色が違うでしょ。お地蔵さん?何で顔が二色なの。

2日悩んで、ついに廣榮堂さんに電話で問い合わせてみました(すみません、お忙しいところ。。。)。で、その回答をまとめると。絵本作家の五味太郎さんが書かれたイラストで、必ずしも「桃太郎」にまつわるモノだけが書かれているわけではないので、自由な発想で解釈していただいて良いとのこと。私がしたような問い合わせは時々あるそうで、ウルトラマンだとか、ロボットだと聞かれるそうです。

で、ご対応いただいた方の個人的な解釈をお聞き出来たことが、一番嬉しかったというか、問い合わせた甲斐があったと思いました。その方の解釈は「魚」だそうです。ホホウ、確かに、そう言われれば!胸ひれが左右にあり、背びれもある。顔の色が左右違うのは、魚の体が薄く平たいからか!?

あとから、廣榮堂さんのホームページを拝見したら、パッケージデザインにまつわるお話なども掲載されていました。

一日太郎に続いて、シツコイな…とお思いでしょうが~。

2010年2月22日 (月)

かさ

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撮影歩きに雨は天敵ともいえます。悪天候だからこそ、可能な撮影もあるでしょうが。。。機材にとっては、百害あって一利なしと言い切れましょう。

雨具といえば、まずは傘。その傘も撮影には向いてない・・・。そう、傘を持つと手が1本ふさがってしまうので、撮影に向かないのです。

そこで、こういう商品も発売されています。「エツミ レインブラケット」、傘にカメラを固定してしまうのです。

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それでも、今日は傘ねたです。先日、知人がこれと同じ傘を持っているのを見て、私も即買いしてしまいました。骨が24本あって、グラスファイバー製だとかで、強い風による骨折れに強いそうです。

骨が24本(一般的には8本ものが多い)もあるので、開けば外目には形が円に近く、内側からはなんとも機械チックというか、、、人と違う傘を地味に主張できるようなところが、購入のキッカケです。値段がお安いのも。。。1,000円切ってました!!また、裏面がUVカットのシルバーコーティングされているので、レフ板として使えるかもしれません。

で、思ったのですが、傘のカスタマイズって、遊びもありなんじゃないかな~と。どうなんだろう、そういう分野もあるのだろうか。。。握り手の部分や、先の部分、いじれるところは少ないですが、色や形を変えることで、個性を主張することが可能かと思うのですが。

そうなると、コンビニなどの傘立てに大事な傘を置く~なんて不用心なことが出来なくなり、皆が傘ケースを携行する~なんてことになって、結果として、マナーが良くなったりするのではないでしょうか!?

【追記】早速、この傘をレフ板としても使いたい!というお声をいただいたので、私が購入したネットショップを紹介しておきます。こちらです→http://item.rakuten.co.jp/smile88/a04756/#a04756

2010年2月21日 (日)

1年の時を経て

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また、「呼び」ました。

昨日、話題にしたのは、日本カメラ3月号の表紙に出ていた石川直樹さんのカメラから、連想したうちの宣伝カーに取り付けていたカメラ。

で、その日本カメラ3月号を見ていて、どこか見覚えのある町並みが写ってるな~と思ったら、うちの店がある荒木町を貫く杉大門通りじゃないですか~!じゃあ?と思ったら写ってました!宣伝カーが!!

巻頭口絵ページ、金村修さんの作品に杉大門通りに停めてある宣伝カーが写っていたのです。知らないと、言われないと分からないかもしれませんが、ミゼットⅡ独特のバイクみたいな丸いミラーと、看板前に貼られた「ライカM6」の画像シールが写っているので間違いありません。

昨年春をもって、この宣伝カーは現役を引退したので撮影されたのはそれ以前のこと。注釈をつければ、「1年の時を経て奇跡的に再会した宣伝カー・・・」なわけです。

こんな流れになってしまったので、宣伝カー看板の上に付けていたカメラについて少々触れておきます。発想力豊かな買取名人の考えで(宣伝カー自体の存在が超越気味ですが!)、看板の上にカメラを据え付けようということになりました。看板に台座を3箇所付けて、そのそれぞれにWISTAの頑丈なクイックシューを装着。そこにカメラを取り付けて、宣伝カーを走らせていたのです。

これを見た人の中には、カメラが勿体ない、かわいそうと言う人もいましたが。。。また、二眼レフを付けていた時は、走行中にカメラが落下するというアクシデントもありました。幸い、人通りの無い裏道で落とし、すぐに気付いたから良かったものの、運が悪ければ大事故になっていたかも。。。それ以後、二眼レフの三脚穴は弱い傾向にあるらしいので、取り付けるのはやめにしました。

晩年の宣伝カーは、移った駐車場の天井にカメラが当たってしまうために、カメラを付けることはしなかったので、さすがに、今回の金村修さんの作品に看板上に付けられたカメラまでは写っていません。

2010年2月20日 (土)

カメラの風化!?

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今月も本日20日、カメラ雑誌各誌が発売されました。今回は日本カメラの表紙に注目してしまいました。

ところで、一昨年、日本カメラの表紙に1年を通して、木製や紙製、いろんなもので作られたカメラのオモチャが本物のカメラと対比されるように登場していたのをご存知でしょうか?覚えていらっしゃいますでしょうか?

ちなみに、こんな感じです→http://arrow-camera.weblogs.jp/photos/uncategorized/2008/06/18/2008620.jpghttp://arrow-camera.weblogs.jp/photos/uncategorized/2008/10/19/20081020.jpghttp://arrow-camera.weblogs.jp/photos/uncategorized/2008/08/18/2008820.jpg

今月(2010年3月号)の日本カメラの表紙を見たときに、私は一瞬、「あれっ!?また、あのシリーズ?」と思ってしまいました。何故なら、錆びたように茶色い不思議なカメラが出ていたから。

しかし、よく見ると、その脇に注釈が書かれていました。「熱気球による太平洋横断に挑んで不時着した石川直樹さんが、4年の時を経て奇跡的に再開した愛機、EOS Kiss Ⅲ」と。こりゃ作り物なんかじゃなくて~!だったのです。

そこで、何故か私が思い出したのが、以前、うちの宣伝カーの看板上に取り付けていたカメラのこと。探したら、出てきました!その一台が一緒に写っているヤシカエレクトロ35です。数年間、クルマの上で野ざらしだったわりにはキレイです。雨に濡れても、風を切って走るうちに、水分が飛ばされて、錆びの進行を抑えられたのでしょう。

カメラが埃まみれになる・・・カビだらけになる・・・というのは、買取り~という仕事がら、いろいろと見てきたことがあります。しかし、錆びるとか、腐食するというのは、あんまり見かけることではありません。そりゃそうでしょう、普通、カメラを野ざらしにして保管する人はいないでしょうから。

石川さんのカメラと、宣伝カーに付けていたカメラとは、比較の対象になりませんが。。。錆びた風化した感じで見た目に少し共通点を感じたのでした。