我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年2月24日 (水)

H君のローライフレックス

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常連H君がローライフレックス3.5Fを肩から提げてご来店。「いいの提げてるじゃない!」と声をかけると、「訳あり品ですよ…」と言いながら、以下のような経緯だそうです。

大学の後期試験も終り、銀座松屋の中古カメラ市には、三共カメラさんの売り子として6日間フルに出勤。そして、期間中、気になっていたカメラを、最終日ついに、自らも中古カメラ市場の活性化のため!?に入手したそう。それが、このローライフレックス。セルフやシャッターストッパーに難ありらしいですが、実用上は問題なしの「訳あり品」。しかし、H君は6日間のアルバイト代が、ほとんど!?消えてしまったのでは~?

いやはや、やはり貫禄ありますね。

実は前日の夕方、我楽多屋に並んでいる「海鴎」をネタに、こんな話をお客さんとしていたのです。

二眼レフを楽しみたい、中判カメラを始めたい、そんな目的なら、「海鴎」でも十分なんだけど、「上を望むと…」やはり「ローライ」あたりの操作感や質感は格違い。その良さを知ってしまうと、格下のものは使いづらくなるから、一度いいものを知ってしまうと後が大変~。なんて話をしていたのです。

なので、H君のローライフレックスを見たときに、余計に立派に大きく見えてしまったのだけど、並べてみたら、ご覧の通り、大きさは海鴎とほとんど同じ。

ただ、H君はいいことを言ってくれました。「桜と空を撮るなら、海鴎いいですよ!赤と青の発色はとてもいいので!」と。

海鴎→ヤシカフレックス→ローライフレックスと、ステップアップしてきたH君の説得力あるコメントです。

そう、操作感や質感だけでモノを見てしまうと、格差は気になってしまうものですが、カメラの場合、その写りに目を向けると、必ずしも高級機だけがすべてじゃないこともあるのです。

 

*ローライフレックスは言わずと知れた、ドイツの名機、そして、二眼レフカメラの代名詞といっても過言ではないほどのカメラ。それに対して、海鴎は中国のカメラメーカーで、こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、いわゆる「中国製品」然としています。。。