我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年2月12日 (金)

私のニッカ

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「私の日課」でもなければ、「私の日記」でもなくて、「私のニッカ」です。

ニッカの歴史は、戦中、ライカの入手が困難になったことから、軍の命令により製造したライカのコピーカメラ、ニッポンカメラに始まります。以後、カメラ名・社名ともニッカカメラに変更されて1950年代まで製造されますが、ヤシカの子会社化し、1966年には吸収合併されます。

バルナック型ライカのコピー機の軍幹部に刻印される「Nicca」ネームの書体までが、「Leica」と酷似しているのも興味深いところ。

初期のころ、ニッカのカメラにセット売りされたのは日本光学(現ニコン)のニッコールレンズであったのは、今、考えれば、ずいぶんと立派な印象に受け取れます。

で、この「私のニッカ」は何なのか? しつこく言えば、「カメラ四谷快談」に似た黄色の表紙も気になるところ。

巻末に非売品とあるので、ニッカを購入した人に配られたものと思われます。オーナーズ・ガイドとでもいうのでしょうか。中には、カメラの使い方から、撮影の仕方や作例、付属品や周辺機器の案内などが196ページに渡って書かれています。

ちなみに、「ひのまるや」とは、東京大森にあったニッカカメラの販売総代理店のこと。