我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年5月

2009年5月31日 (日)

W-KOMURA24mm/F3.5

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我楽多屋に並べていたこのレンズを手に取り、飯田鉄先生が「このレンズは丸く写るんですよ!」と言われました。「ん?普通の24ミリ広角で、本来、丸く写るレンズじゃないですよね?」と私が聞き返すと。「えぇ、もちろん。でも、それがいいんですよ。試写してみてもいいかも」と頬を緩めながら言われました。

飯田先生にそこまで言われてしまったら、試さないわけにはいきません。三共光機製のW-KOMURA(コムラー)24ミリF3.5というレンズです。

しかし、その数時間後、このレンズに関心を持ったお客さんが購入しようかという雰囲気。事情を話して、お買い上げ前にちょっと試写を決行!

このコムラーはマウント部分を交換できるUNIマウント。この個体にセットされていたのはミノルタSRマウントだったので、同じく我楽多屋のウインドウに並んでいたミノルタSR-1に付けてみました。数枚シャッターを切って、パレットプラザに同時プリントを依頼しました。

飯田先生のそういうお墨付きを聞いてしまったら、そのお客さんも購入を決意され、試写の結果はまだなのに、お買い上げいただきました。

翌日、仕上がりをチェック。試写向きの撮影能力に欠けるのか、仕上がりを見抜く目が力不足なのか、私には「あんまり丸く見えないのです・・・」。でも、カメラマンのお客さんに見てもらうと、「なかなか面白いじゃん。ちょっと魚眼風に見える」と。そう言われれば・・・そうかもしれない。。。

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2009年5月30日 (土)

渋谷で始まっています

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先週もお知らせした「世界の中古カメラフェア」が渋谷東急東横店で昨日29日から始まっています。

年に数回行なわれる、中古カメラのお祭りみたいなもの。特にご遠方から来られる方には、都内のカメラ屋さんを自分の足で回らないでも、お店の方から一箇所に集まってくれているわけだから都合が良いとも言えます。

東京及び近郊にお住まいの方も、何が出ているか?どんな具合か?と、結局は足を運んでしまうもののようですね。

さて、昨日の初日、私も名人も渋谷に偵察!?には出ていませんが、常連さんから報告があったので、その画像を使わせていただきました。会場の画像と、そのお客さんの戦利品!?トプコン35です。シンプルで実に小型ながらズッシリと重い、とても魅力的なお買い物だと思いました。

それから、日芸の学生H君は29日30日の2日間、三共カメラさんのお手伝いで渋谷の会場に出ています。真面目そうな20歳前の若者(ちょっと年上に見られがちですが・・・)を見かけたら、「アローカメラのブログを見たよ!」と声を掛けてあげてください。値引きは無理でしょうが、多分、笑顔が帰ってくると思います(笑)。

さて、昨日、名人に「ブログに渋谷の中古フェアの知らせは載せないのか?」と聞かれ、先週一度案内しているので・・・大丈夫でしょう」と答えておきながら、少々気になって。何気にグーグルで「世界の中古カメラフェア」を検索してみたところ。

なんと!3番目にうちのブログが引っ掛かってきました~!うちの店は直接関わっていないのに~。これも皆さんにこのブログを見ていただいているお陰ですね。ありがとうございます。

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2009年5月29日 (金)

汐留のミゼット

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先日、仕事帰りに汐留に立ち寄りました。個人的に、ずいぶんと気になるモノを発見してしまいました・・・。

アンパンマンが私の幼少時代からのヒーローであることは以前に告白しました。そのアンパンマンのお店が汐留の日本テレビの1階にあったのです。夜なのでお店は閉まっていましたが、店の前には、アンパンマンの顔がフロントにあしらわれたクルマが停まっていました。

そのクルマのベースはダイハツミゼットⅡ。ミゼットⅡといえば、うちの店の宣伝カーも同じクルマでした。

「でした」とう表現に反応した方はいらっしゃいましたでしょうか?10数年間活躍してくれたあの宣伝カーは今春、現役を引退しました。軽自動車で10年を越え、走行距離も延び、荷台に重い看板を背負わせていたので、ところどころ手入れが必要になってきたため、この春の車検を通すのは断念したのです。

でも、廃車になっていないはずので、どこかで別の形で活躍はしているものと思います。

アンパンマンの顔になっている部分、うちの宣伝カーの場合は買取名人の顔をプリントしていました。なんか似た発想であることに喜びを感じました。実際、あのスペースにはスペアタイヤが付いているのですよ、ご存知でしたか?

そうそう、スペアタイヤで思い出しました!以前、店の宣伝カーで通勤をしていた時、出勤中に後輪(右後輪だったかな)がパンクしてしまい、スペアタイヤに交換作業をした後、運良くすぐ近くに親戚が勤務している輸入車代理店Yナセさんがあった為、タイヤの空気圧だけチェックしてもらったことがありました。

あの宣伝カーで、Yナセさんに乗り付けたのは日本広しといえど、私くらいでしょう!って、当たり前の話、あのクルマは日本にうちにしかなかったんですから・・・。

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2009年5月28日 (木)

ムシ発見!

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先日、うちの店にやってきたカメラの整理やチェックをしている時のこと、カメラのファインダーをのぞいてみたら、左上にゴミ発見!いや、よーく見るまでもなく、すぐにムシと判明。

だって、手や足、触覚までもがキッチリと見えるんですもの!コンパクトデジカメで上の画像を撮るのはちょっと大変でしたが。。。

ところで、どこからムシが侵入するんでしょうね。画像のカメラの場合、以前の所有者がスクリーンに線を引いてしまったりしているので、その作業中に入ったりしたのでしょうか!?

さて、かつて我楽多屋新聞というのを時々発行していました。その第10号(平成12年9月発行)にムシ混入の記事があったので、抜粋したのものを以下に。

ところが、冗談抜きにとんでもない異物が混入しているカメラやレンズも存在します。

「虫入りレンズ」の経験がある方は多いと思います。カビかな?なんてよーく覗いてみると、蚊みたいな虫がレンズの中で死んでいたりします。

「ゴキブリ入りカメラ」もありました。裏ブタを開けた瞬間、生きたゴキブリが飛び出してビックリしたことがあります。いつから入っていたのか?不思議な点もあるのですが・・・。

きわめつけは、「ゴキブリの巣」と化したマミヤ645のプリズムファインダー。手に持った時にしたカサカサする音が気になり、さらに振ったり揺すったりしていると、隙間からゴキブリの足や羽、糞、卵の殻などがゴロゴロ落ちてきました。振ること約15分。ティッシュの上に落ちてきた、それらの異物は2~3つまみ分くらいに積もりました。*実際につまんではいませんよ(>_<)

 

2009年5月27日 (水)

想像を絶するパイプ群!?

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私にとって四谷三丁目という場所は、自分が生れる前からアローカメラが存在していた場所であるわけで、何かと縁深い場所なのです。なのに、先日、お客さんとある話をするまでは、ほとんど意識していなかった、強烈な場所があることに気付いたのです!

その場所とは、四谷三丁目交差点のほぼど真ん中!といっても過言ではない所。と言っても、地中の話。地下鉄丸ノ内線の地下横断通路の天井を這うパイプ群が凄いのです。

何が凄いって、画像を見ていただくのが一番分かりやすいと思います。「何これっ!」とか、「うわっ、気持ち悪い」と思うくらい何本ものパイプが天井を這っているのです。構造的な解説や、何のパイプなのかは専門家ではないので一切分かりませんが。。。

ただ、長年四谷三丁目に関わってる経験上、この地下通路、うんと昔、と言っても私の記憶がハッキリと残っている頃ですから、30年くらい前。その頃、この地下通路はなかったのです。いや、この意味ありげなパイプ群から推測するにあったのかもしれませんが、一般には利用できませんでした。

もともと四谷三丁目という駅は、もし現在であれば珍しい構造で、上下線ホームを行き来できる通路が改札内にも改札外にもなく、新宿方面用の出入り口と、銀座方面用の出入り口が分かれていたのです(新宿通りのこちら側とあちら側で)。

ところがある時から、このパイプ群の下を歩く地下通路で行き来できるようになったのです。もともと通路自体はあったのかもしれませんが、利用者の利便性を考えて一般にも利用できるように改良されたような気がします。とはいえ、実際はこの通路を歩くより、地上に出てしまった方が余計に階段の昇り降りしなくてラクなのですが・・・。

ちょっとでも興味をお持ちいただけたら、一見の価値ありですよ。この地下通路、改札の中に入らなくても利用できるので、丸ノ内線を利用されていない方でも大丈夫です。

上の画像は、キッカケになったお客さんから拝借したもの。パイプの数が一番強烈に分かる画像を私なりにピックアップしてみましたが、他にも魅力的なパイプ群画像をお撮りになられているので、是非こちらのサイトで鑑賞してみてください→http://makaibito.blog34.fc2.com/blog-entry-138.html

2009年5月26日 (火)

さじ加減

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何度か話題にしている「マグネシウム発光器」。この道具の上で「閃光粉」を発光させるのです。

その閃光粉をすくって盛る「さじ」を発見!!これはかなりなレアモノじゃないでしょうか!?

ストロボやフラッシュがない時代は、これを発光させて撮影をしていたわけです。今となっては、その行為自体が古き良き時代の~みたいなノリになってしまいますが、実際には、光が広く回り込むので集合撮影や、影が出にくいのでポートレートにも適していたようです。マグネシウム発光器と閃光粉を使う撮影は美しい写真を撮る秘訣でもあったのですね。

このさじで閃光粉をすくう、さじ加減で写真の仕上がりにも大きな影響があったのでしょうね。

2009年5月25日 (月)

散歩の学校

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常連さんに教えてもらってビックリ!赤瀬川原平さんの本にうちの店が取り上げられていました。毎日新聞社発行の「散歩の学校」という本です(2008年12月発行・1,600円税別)。

毎週水曜日の毎日新聞夕刊、赤瀬川原平さんの「歩きたい」という連載をまとめた本です。

このブログでも、昨年4月毎日新聞に掲載された記事は紹介いたしました。その時の紙面よりも写真が増えて載ってます!

あとがきの直前のページで赤瀬川さんの「散歩の極意」が書かれているのですが、「散歩に行く時は、できるだけカメラを持参してみてください。(中略) できれば、デジカメよりも、フィルムのカメラの方がいい。」とありました。

その理由は本で確かめてください。

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2009年5月24日 (日)

秘蔵品の正体は!

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昨日のがらくた市「田中長徳先生秘蔵品特別放出セール」の報告をします。

布に被われた秘蔵品は前もってブログでも紹介し、昨日は朝から店内ショーウインドウに展示していました(上の画像)。

そして、午後2時半、いよいよ約束の公開時間になりファンファーレとともに!ではなくて、お集まりいただいた20名ほどのお客さんの拍手の中、布が外されるとそこには「グレーハンマートンのライカM2」に、珍品「フジノン35mm/F2」が現れました!

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皆さんの反応は「まさかライカとは!」という感じ。

どこかで見たことのあるライカ!という人は、ディープな長徳先生ファンですね。そうなんです!これは長徳先生のブログのトップページにいつも出ているカメラなのです。

皆さんにご購入の意志を固めていただく為に、私からいくつか案内をさせていただきました。まずは、来月8日に発売される「GR DIGITAL カスタムブック」という本、この本についてはまた改めてブログでも紹介させていただこうと思います。そして、ブログで約束したささやかなお土産として、フィルムとシグマDP2の小冊子をプレゼント。

さらに、カメラとは無縁な内容ですが、今回は特別にうちの店のお客さん絡みのご縁ということで、小型の高性能スピーカー「KOI」と、樋口了一さんのCD「手紙~親愛なる子供たちへ~」を紹介させていただきました。

約10分が経過したでしょうか…皆さんのお手元に秘蔵品のM2をひと回りさせて、購入希望者に挙手をしていただくと5名!!ちなみに公開直後は1名だけだったのですが。

オークション形式で値を上げて購入者を決めるのも方法ではありますが、こういう特別な企画を値段で決着つけるのもいかがなものかと思い、5人でジャンケンをして勝負を決めてもらうことに!白熱のジャンケンは2人抜け、1人抜け・・・3回戦までいったでしょうか。。。

結果、見事に勝ち抜いてM2をGETしたのはSさん。実はSさんは今までにも、がらくた市でその日限りの特売品を数回GETしている幸運の持ち主。

というわけで、長徳先生ご本人はお休みでしたが、代役のM2が見事に場を盛り上げてくれました!お集まりいただきました皆さん、長徳先生、本当にありがとうございました。

2009年5月23日 (土)

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トイカメラで遊んでみました。「demekin」という110フィルムを使うカメラです。スペシャルサイトはこちら→http://www.superheadz.com/demekin/index.html

このカメラ、普通のカメラのようにフィルム室にフィルムを装填するというスタイルではなくて、フィルムにカメラを被せる感じです!いや、フィルムに8.9mm/F13.5というレンズを付けてるだけのような感じです。

引き上げ式のスポーツファインダーらしきものが付いていますが、どう見たっていい加減で、実際に写る画角とは無縁な感じです。

そういうわけなので、どんな風に写るのかを想像するのが難しくて試写してみたのでした。分かりにくいかもしれませんが、上の画像のような感じです。シャープさはなく、ハレーションが起きていたり、さすがトイな感じですが、フィッシュアイ風ゆえの歪みが楽しいカットがいくつかありました。

思わぬものが撮れていた!というワクワク感がとても楽しいカメラだと思いました。この感覚は広く言えば、フィルムカメラ全体にも言えることで、どんなものでも簡単に綺麗に撮れてしまい、結果もすぐ分かってしまう、デジタルにはない楽しみですね。

2009年5月22日 (金)

明日のがらくた市

先日お知らせしましたように、明日は第4土曜日なので「がらくた市」です。

しかし、田中長徳先生がスペイン出張に旅立つ日と重なってしまったために、「カメラライブトーク」はお休み。その代わりに「長徳先生秘蔵品特別放出企画」をやります。放出品がどんな品物なのかは、当日までのお楽しみです。気になる方は、先日のブログ画像から布の中を透視してみてください。

一点限り、当日限りの販売になりますので、購入希望者が複数いらっしゃった場合は、オークション式に値を上げることはしないで、ジャンケンか何かで決めることにします。

放出企画と一緒に、うちの店から2~3紹介したい情報と、ほんのささやかな(笑われるくらい…)お土産を用意していますので、通常のライブトークと同じように午後2時半にはお集まりください~!