我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年2月13日 (金)

予知夢

Tele_zunow_cine_38_19

お客さんから聞いて鳥肌が立ってしまった話があります。。。その話を「ぜひ、ブログに載せたいので、画像だけでも良いので送ってください」とお願いしていたところ、以下のようなメールが送られてきました。その鳥肌モノの経緯が克明に説明されています。

(ここから―お客さんからのメール)

偶然、殆どがらくた状態で見つけた「Manon 1・1/2インチF1.0」なる、昔の8mmカメラ用Dマウントレンズを、とある達人にお願いしてLeica Mマウントに改造し、M8で使い始めました。イメージサークルが足りません故、四隅は黒く落ち、周辺はグルグルぼけ、更に絞り動作せずで開放限定のためフレアが生じる事となりますが、その描写は(あくまで私の嗜好ですが)感涙ものです。

俄然Dマウントレンズに興味が出た私は、ある晩、インターネット上で情報を収集しておりました。そして、あの伝説のZUNOWにも各種のレンズがあると知り、その中でも、38/1.1と38/1.9が良さそうだなあ、しかし、巡り会うまでに何年かかるのかねえ、などと考えつつ、深夜に床につきました。そして、夢を見ました。

私はいつものように、どこかの中古カメラ屋にて、目を皿のようにしてレンズを探しています。
或る棚の前にしゃがみ、右手下前方に視線を移した時、小さなレンズに気が付きます。手に取ると、何とTele ZUNOW cine 38/1.9だった、というものでした。更に、この中古カメラ屋は
我楽多屋さんであるという事が、夢の続きの部分にて明らかとなります。

朝になり、休日は撮影+中古カメラ屋巡りと決めている私は、いつものように機材をバッグに詰め込み、近所のコーヒーショップに行き、寝ぼけながら、何処に出かけようかと考えておりました。今日は新宿御苑の気分かな、そう言えば我楽多屋さんも新宿だったかも、お店に寄ってから御苑まで歩くというのはどうよ?と思いつき、一度もお店に行った事がなかったため、iPhoneで地図やら地下鉄の出口やらを確認し、席を立ちました。

お店に到着し、初めて見るターレット式にレンズが装着された8mmカメラの実物に興奮したりしつつ、グルグルと店内を巡っておりました。そしてレジ近くの棚の前にしゃがみ込んだ時、右手下前方に置かれた小さなレンズが視界に入りました。まさかねえ、と思いつつ、それを手に取ってみると、それはまさに、Tele ZUNOW cine 38/1.9だったのでした。

以上が、私が生まれて初めて経験した、嘘のような本当の話です。オークションサイトなどで探せば、いろいろなレンズが手に入るのだろうと思いますが、私は自分の足でお店に出かけ、その時に、偶然に、何かのレンズに出会いたいと思っています。Tele ZUNOW cine 38/1.9が改造出来るかどうか、達人に検討してもらうまでわかりませんが、何とかCCDに光を結ばせてあげたいものだと、夢見ているところです。この出会いの橋渡しをしてくださった我楽多屋さんに、心より感謝申し上げます。

では、また、おじゃまさせていただきます。

(お客さんからのメール―ここまで)

どうです?完全に予知夢です!