我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年2月14日 (土)

素敵なSteky(ステキー)

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初めはカメラだと思わなかったみたいですが、ちゃんとしたカメラだと聞かされてからは「かわいい!かわいい!」を連発!した我楽多屋のアルバイト。しばらく手を放さなくなりました。

たしかに、その小ささのわりに、よく出来た造りや、皮ケース、木製の箱・・・と、とても魅力的なカメラです。

外寸は巾41ミリ×高さ61ミリ×奥行29ミリ、重さ120グラム。画面サイズは10×14ミリ。

その名を「Cteky(ステキー)」と言います。製造はリコーさんで、1946年に登場。画像のものは数種類あるタイプの中で「ⅢB」と呼ばれる1950年に発売されたモデルです。

敗戦直後の極端な物不足、米軍によるフィルム生産販売制限の中で、国内ではフィルムサイズの小さい豆カメラがブームになりました。しかし、その多くがトイカメラチックだったのに、このステキーは金属製で、当時超高価だったライカにも匹敵する操作感~ということで、注目されたらしいです。

また、16ミリ映画用フィルムを使うリーダーペーパー無しの初めてのスチルカメラでもあるのです。

その名前の由来は本当なのか?どうなのか?進駐軍の将校に試作品を見せたところ「オー!ステキねー!」と言われたからだという話があります。