我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年11月

2008年11月30日 (日)

偏見

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我楽多屋で品探しや品定めをしているお客さんの様子をうかがっていると、まるで自分の所有物を扱うかのように、無造作にカシャカシャとシャッターを切ったり、レンズの絞りリングをガチャガチャ回したり、品物を取っ変え引っ変え手に取りガタガタさせている人が居ます。

想像するに、ご自分なりの品定めをされているのでしょうが、明らかに他の人よりその仕草が荒かったり目立つということは、多分、無神経か神経質な方なのだろうな~と思います。

そういう性癖を否定するつもりはありませんが、我楽多屋の品物の多くはジャンク系のもの、あまり細かいことを気にせず、少し大らかな品定めが必要だったりします。

ここからは私の偏見かもしれないので、気を悪くされたらスミマセン。

きっと、前述のような人は、その品物が自分の所有物になった途端に扱いがとても丁寧になったり、他人に触られることを嫌うのだろうな・・・と。であれば、店に並んでいるものは商品であること、あなたが買わなければ他の人が買われていくことを、もう少し気にしていただきたいと思うのです。

2008年11月29日 (土)

プリンター付カメラ

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昨日、お客さんから聞いてビックリ!タカラトミー(おもちゃメーカーの)がデジタルカメラ「xiao(シャオ)」を平成20年11月28日付けで発売しました。

何がビックリって、まず、日本カメラやアサヒカメラなどのカメラ雑誌では全然紹介されていなかったはずで全く知らなかったこと!そして、どんなカメラかというと、プリンター内蔵のデジタルカメラ。撮ったその場でプリントアウト出来るというもの。

カメラに詳しい人や、このブログをずっと読んでる人なら、どっかで聞いたことある機能!と思われるでしょう。かつて、フジが「プリンカム」というデジタルカメラを作っていました。インスタントカメラのチェキのフィルムを内蔵させて、必要に応じてプリントアウト出来るカメラです。

私はフジのプリンカムの機能にとても魅力を感じていましたが、一代限りで絶版になってしまったのです。今回、タカラトミーが同じようなカメラを復活させたことに、何かとても喜ばしい気持ちであります。

「xiao」というネーミングに聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか、10年位前に専用のポラロイドフィルムを使用する極めて小型のインスタントカメラに付いていた名前と一緒ですよね。

詳細はタカラトミーのサイトで確認していただくとして、大枠を説明しておきましょう。500万画素というカメラの値段は34,800円、裏面にシール加工してあるというプリントは専用のもので20枚入りで880円だそうです。

タカラトミーのコピーの中に「写真は撮るときより見るときの方が楽しいと思いませんか?」とか「後で焼き増しするねって言って何年もずっと忘れていませんか?」なんてのがありました。これって、以前、私が危惧した写真文化の衰退を危ぶんでいるのと同じことだと思いませんか?確かに写真には見るときの楽しさがあるんです。これを忘れたり軽んじて、形(プリント)に残すことをやめると、取り返しの付かないことになる可能性があるんです。

でも、フィルムカメラや、機械式カメラの情報発信地として頑張っている!?このブログ的な見方をすれば、写真は撮るときの楽しさもあることを忘れないように。機械を操って撮る楽しみ、撮影結果を想像しながら撮る楽しみ・・・。

いや~、カメラ・写真って奥が深いものですね!

2008年11月28日 (金)

フォクトレンダー・フェチ

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フォクトレンダーというカメラメーカーをご存知ですか?その歴史は古く、近年ではその経緯も複雑になるので、詳細はwikipedhiaあたりで確認してください。

カメラ自体のデザインや機能などにも独特なモノがあったりして、ライカやハッセル、ニコンなどの王道とは違って、根強いファンが多いメーカーでもあります。

ところが私の場合、ファンというよりはフェチ!?

フォクトレンダーの知識に詳しいわけではありませんが、デザイン、それもボディー上面の四隅のR(二眼レフや初期のスプリングカメラは該当しませんが)が気になって仕方ないのです。。。このR、絶妙な曲線・曲面を描いていて、指で撫でると、とても良い感じ。その金属の素材?とも相まって、撫で心地が良いんです。

画像左側は私有の「VITO B」、右側は商品の「VITESSA T」。どちらも、満足のゆく感触です!!!

2008年11月27日 (木)

ジャンクレンズの楽しみ方

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カビが生えてしまったり、クモって向こうが霞んで見える、そんなレンズを我楽多屋ではおおよそ300円~2,000円くらいの間の値付けで売っています。

この手のレンズを未経験の人には、恐ろしくてなかなか手を出しにくいようです。

しかし、カビレンズは、意外と描写に影響ないことが多く、普通に十分使えてしまったりします。ということは、常用レンズがお安く入手出来るわけです。また、カビによるハレーションやソフトな効果を求めるのであれば、かなりカビが頑固なレンズを探せば良いわけで、そういうものならさらにお安い値付けになっているわけです。

くもりレンズは、カビより描写に影響が出やすいのだけど、絞り次第で普通に使えたり、ソフトな描写になったり、それ自体が意外と楽しめたりするのです。

ある常連さんはこういうジャンクレンズのことを「値段が安いから、フィルター感覚で楽しめる」とか「ズームと絞りが付いてるフィルターと思えば面白い」なんて言われていました。

一眼レフの利点を活かせば、ちゃんと撮りたいものは使い慣れたレンズで撮影し、遊びたいものはジャンクレンズに付け替えて撮影すれば良いわけで、1台のカメラでフィルムを無駄にすることもなく済みます。

ただし!どんな風に撮れるのか?は撮ってみないことには分かりません。自分でカビやクモリの具合を確認しながら、この程度なら・・・あんな、あの程度なら・・・こんな、みたいに遊び心を持ち合わせていないとダメですよ。

ジャンクレンズとそれで撮影した作例プリントを見本として、店内に置いておくのも良いかな・・・なんて考えています。

2008年11月26日 (水)

神経質。。。

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今年の春先にダウンサイジングの一環として惜しまれつつ閉館した、小さなカメラの博物館「かめら我楽多館」。ちょうど我楽多屋の真上にありました。

大家さんに明け渡して半年余り・・・。いまだに空き部屋になっていて、その窓には長い間、tテナント募集の貼り紙がされています。その貼り紙が歪んで貼られていることが気になって仕方ない、うちの買取名人。血液型はO型ですが、かなり几帳面なところがあるのです(笑)。いやいや、画像を見て分かるように、たしかに、左下がりに貼られています。

さらに少し前から、貼り紙にあった不動産屋さんの電話番号が半分剥がれてどこかへ飛んで行ってしまったようす。これでは、貼り紙の意味がなくなってしまいます。それでも、しばらくそのまま。

うちの店には関係ない話・・・とは言い切れません。画像を見てどう思いますか?うちの店がだらしなく見えてしまいませんか?

2008年11月25日 (火)

キヤノンのブラック

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カメラの外装がプラスチック製になってから、ブラックボディーのカメラは世の中にあふれていますが、金属カメラの時代は、ブラック塗装のカメラはプロ向けというイメージが強く、実際ブラック塗装の方が割高だったりしました。

先週、キヤノンのF-1とFTbのブラックがそれぞれ別の日に入荷しました。ともに、少々汚れ気味だったので、軽く外装の手入れをしている時に気付いたこと。

厳密に比較したわけではないし、並べたところで各々の保存状態による個体差もあるだろうから、あくまでも何となく・・・の話。

キヤノンのブラック塗装は何となくツヤの具合が良い感じなんじゃないの~!という点。人によっては漆塗りっぽい!とまでいう人も・・・。ミノルタはシットリした感じ、ニコンのツヤはキャノンと違う感じ。

画像では伝わらないと思いますので、皆さんもこれから意識して見てみてはどうでしょう?

2008年11月24日 (月)

見知らず柿

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昨日のことです。宅配便が2件届きましたが、珍しく両方とも買取り依頼の品物ではありませんでした。

ともに中身はくだもの。ひとつは、信州のリンゴ(知人から届きました)。ひとつは、福島の柿(ホント嬉しい限り、遠方のお客さんからいただきました)。

その福島の柿に添えられたコメントには「正真正銘の会津見知らず柿です」とありました。その柿を知らなかった私には「?」だったので、ネット検索してみました。

その名の由来は「自分自身の枝が折れるほど沢山の実がなることから、身のほど知らずな柿・・・」とか、「天正年間650年前から栽培され、品質が優れ、その甘さは身のほど知れないくらいだから・・・」とか諸説あるらしい。会津の藩主が将軍に献上していた事実もあり、今でも皇室に献上柿として賞味されているらしいです。

美味しい味覚だけでなくて、こういう知識も一緒に送っていただいたようで、何か得した気分です。

2008年11月23日 (日)

飯田中先生!?揃い踏み!

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昨日のがらくた市、天候にも恵まれ無事に終了しました。午前中はお客さんの出足が鈍く心配しましたが、午後からは回復し、田中長徳先生のトークショーもいつも通り盛況でした。

前日に長崎ハウステンボスから戻られた長徳先生の土産話しや、画像にもあるように、先生は我楽多屋で双眼鏡を意外とたくさん購入されているという話、そして、今回のキーワードは「同志」。

トークショーを我楽多屋店内、それも立ち見・立ち聞きのライブトークスタイルになってから半年ちょっと、この過酷な?条件でも集まって来られる皆さんの志の高さに、先生自ら「同志」と呼び合おうということに!

それから、今回嬉しかったのは、トークショー後の懇親会に飯田鉄先生が顔を出していただけたこと。以前、飯田先生から「私も第四土曜日に四谷に来ることになりましたよ(ギャラリーでワークショップをやられるようで)」とうかがっていたので、飛び入りのお誘いをしていたのです。

田中長徳先生、飯田鉄先生、両御大(略して飯田中・・・失礼)の揃い踏み!アローカメラ・我楽多屋としては鼻高々!?な気持ちでした~!(下の画像はがなりブレてますが・・・向こう側真ん中の長徳先生と手前中央の飯田先生の証拠画像)

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2008年11月22日 (土)

K.USUI

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相当悩みました。これをネタにするかどうか・・・。でも、我慢できずにアップしちゃいました。

先日、ジャンク系のコンパクトカメラを数台売りに来られた方が居て、その品物を整理している時に気付いてしまった事実です。何が?って、画像を見たままです。

「K.USUI」の下に、手書きで「毛.薄い」。スンゴいジョークです。

まず、「K.USUI」の方ですが、このタイプのラベル、最近は見かけなくなりましたね(リバイバルで商品化されてるみたいですが)。私が小さい頃だから30年以上前でしょうか?これで、名前を打っていろんな所持品に貼ったりしてました。何ていうモノか分からなかったので、検索してみたら「ダイモテープ」というらしいです。

そして、「毛.薄い」の方ですが、これはテープに手書きされてるだけです。それに、良く見たら「薄」の字に「くさかんむり」がなくて誤字です。

あくまでも推測ですが、中古で購入したキヤノンデミに、前の所持者がダイモテープで名前を貼り付けたままだったんでしょうね。それに気付いた次の所持者が、おふざけでそのローマ字を翻訳?してしまったのでしょう。

2008年11月21日 (金)

今月のがらくた市は

がらくた市といえば、毎月第4曜日です。だから、今月は明日22日。

ただ、今月は第5土曜日まであるので、なんとなく注意です。時々、最終土曜日と勘違いされている方がいらっしゃるので・・・。念のため、念を押しておきます。今月のがらくた市は29日土曜日ではなくて、22日土曜日です。

夜露死苦!(YOROSHIKU!)【よろしく!】

*恒例の田中長徳先生のトークショーも行ないます。なので、午後2時半から1時間半ほど、1階我楽多屋はカメラライブトーク会場となります。その最中もお買い物は可ですが、身動きの自由が取りずらくなることが考えられますので、お気を付けください。