我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年3月

2008年3月31日 (月)

ピンク皮のペン

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少し前に「オリンパスペンEE-3」をお買い上げいただいお客様が来店され、皮を張り替えた!とのことで見せていただきました。詳しくうかがわなかったのですが、張り替えの皮はネットで購入したとのことでした。推測ですが多分、こちらかなhttp://aki-asahi.com/。「snap!」という雑誌で見つけ、私も少し気になっていました。

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また、コニカautoS2も持参されていて「このカメラを引き取ってもらえますか?ファインダーにヒビもあるし、シャッターも具合良くないので、タダでも良いんですが・・・」とのこと。正直なところ、たとえ動いていても買取り値はほとんど付けられないカメラです。しかし、そう言っていただくと、タダでというわけにもいきません。我楽多屋にある500円くらいのフィルター1枚と交換でどうでしょう?と提案したところ、喜んでOK!をいただき、お探しだったセンターフォーカスフィルターと見事に物々交換成功とあいなりました。(上の画像は後から撮影したもので、お客様がお持ち帰りになったフィルターと同型異サイズのものです)

↑のお客様へ。当ブログを読んでいただいているとのことありがとうございます。交換したコニカautoS2を後から動作確認しましたら、メーターも含めて意外とちゃんと動いていました。レンズはカビが多めですが。もし、お使いになるのであれば確保しておきますが、いかがしましょう?お返事いただければ幸いです。こちら宛てにお願いします。

2008年3月30日 (日)

フィルムカメラを使おう

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なんとも安直なタイトルで始めてしまいましたが・・・。もう一ヶ月ほど前になるでしょうか、画像にあるフォクトレンダーVITO Bを使おうと思ってフィルムを買いに行きました。恥ずかしながら、私どもの店にはフィルムが置いてなかった。。。

買取りの場合、動作確認はしますがすぐに業者へ転売ですから試写まですることはありません。また、我楽多屋で販売するカメラは「がらくた」の割り切りですから、滅多なことでもない限り、やはり試写はしません。販売用にフィルムを置いたところで数が売れるわけではないので、期限のある生もの「フィルム」は置いてないのです。。。(言い訳終わり)

平日は10時~19時で店を開けているので、営業時間外にフィルムを買おうとすると、コンビニエンスストアくらいしかなく、2~3日朝晩、数件のコンビニエンスストアに立ち寄ったものの、どこも400のフィルムしか置いてない。それも、27枚撮りの1種類のみ。(VITO Bはシャッタースピードが1/200までしかないので)。あぁ、悲しいフィルムの立場を実感しました。日曜は店が17時閉店なので、有楽町のビックカメラに寄って無事フィルムをGETしました。皮肉なことに、我楽多屋常連のカメラマンさんに「どうしたの~?」と声を掛けられ、カメラ屋が他のカメラ屋さんでフィルムを買っている様を見られてしまいました。

ところが、それから1ヶ月、VITO Bにフィルムが装填されることは無く、いよいよ、今朝ほどこれはイカン!と持ち出してきたわけです。

そのきっかけは昨日、オリンパスOM-1を持って「フィルムの入れ方を教えてください」と我楽多屋に来店された若いお客様。少し前にお父様のカメラを借りて撮影したら「キレイに撮れた!」から、家で眠っていた古いOM-1を持ち出してきたらしいです。

しばらく使用されてなかったのでしょう・・・かなり埃をかぶっていました。でも、レンズはクリアで、シャッターも問題なさそう、プリズムに腐食が無く(小売りすればすぐに売れるなぁ~なんて考えながら)、フィルムの装填方法をアドバイスしていると、若者はホントの初心者と見受けられました。そうなると、露出計が動作しているのか気になり、電池を入れ替えてみたところ針は振れません。これでは露出決定が・・・と思いましたが、フィルムカメラを使ってみようという若者の意気込みをへし折るのも勿体無い。シャッタースピードは1/250で、絞りは8で・・・とフィルムの箱に書いてあるようなマニュアル通りに説明して、若者を送り出しました!

日頃からお客様と、フィルムをもう少し使わないとね!などと話をしている自分が使わないでどうするの!です。これを読んでいただいたフィルムの良さを分かっている方も、デジタルの便利さを理由にフィルムカメラを長く眠らせていませんか?フィルムカメラの行く末はどうなるのだろう?と心配されている方、心配する時間があったらドンドンとフィルムを使えばいいのです。使わないから、フィルムの種類が減り、値が上がり、現像の値段も時間も不便になっていくのですよ。

その点、最近の若者は・・・(自分もこういうフレーズを使う歳になってしまったのか)、フィルムカメラを楽しんでますね。下の画像は先日、品川駅中のある店舗で見つけたパンフ。完全にトイカメラの領域ではありますが。。。

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2008年3月29日 (土)

お花見ならぬ「おカメラ見」

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都心の桜は満開宣言もされ、今日から数日が絶好のお花見日和という感じでしょうか。それでも、私どもはお花見もせず皆様のご来店をお待ちしております(笑)

店の近くにも桜の名所があります。新宿御苑はもちろんのこと、四谷の土手の桜、市ヶ谷防衛省の桜もきれいです。どこもうちの店から10分少々で歩ける範囲です。

我楽多屋で適当なカメラを見つけて、桜を試写して遊ぶのも良し。不要なカメラをアローカメラへ売った資金を、お酒とおつまみ代にしてのお花見も良し。

それから、我楽多屋では「おカメラ見」をすることが出来ます。天井を見上げれば、たわわとカメラを吊り下げています。以前、あるお客さんに「カメラ浴をしているようだ~」と言っていただいたこともありました。ただ、この吊り下げたカメラはディスプレイで売り物ではありませんのでご承知おきください。少しでも多くの方に見て楽しんでいただくことが目的になっています。

 

2008年3月27日 (木)

DOMKEバッグ、OM-4Ti

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本日、こんなもの入荷しました!という記事をアップしようと思い、お昼前に画像を撮っていたのですが更新作業が出来ずにいたら、早々と売れてしまいました。DOMKE(ドンケ)のバッグが2個とも...。

左側は少々汚れがありましたが中枠もあって4,000円。右側は少し大きめ、汚れも無く非常に程度のよろしいもので8,000円つけてましたが、中枠が無いことをお客さんに指摘され、少し割引して販売しました。

無くなったモノを宣伝するな!と言わないでください。我楽多屋にはこんな掘り出しモノが出てくることがあるんだな!という期待感を持って、ご来店いただければ嬉しいです。

ちなみに、今日、DOMKEのバッグをお買い上げいただいたお客さんは、どちらの方もマメに我楽多屋に通っていただいている方、出物にめぐり合うためには、足しげく通っていただくのが秘訣です。

DOMKE、TEMBA(テンバ)はカメラバッグの中では、圧倒的に人気ブランドですね。以前、これはちょっと汚すぎるから廃棄してしまおうか...と迷ったTEMBAのバッグが2,000円でアッという間に売れてしまったこともありました。

 

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こちらは、オリンパスOM-4Ti。よ~く見てください。見事なまでに使い込まれています。ここまで凄いのは見たことないくらい。保証は付けられませんが、現状は何とかOKな感じです。我楽多屋店頭ではワインダー2とセットで陳列しています。新宿の某店あたりでは、ボディのみで普通にキレイなものが5万円前後で売られています。我楽多屋で付けている値段は、ワインダーが付いて半分以下です!興味のある方は、急いでご来店ください。

 

2008年3月26日 (水)

石造りライカ

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私どもの店には、石で造ったライカもあります。その大きさは48cm×28cm×10cm(レンズ部分含まず)。同じくうちにある木製ライカより少し小さめですが、重さは約40kgもあります!

この石造りライカ、木製巨大ライカの成功で気を良くした買取名人が、自らのカメラ屋人生50年とライカM3発売50年を記念して造ったもの。名人の故郷、瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、そうめんやオリーブで有名ですが石の名産地でもあるのです。かつて大阪城築城の際には小豆島の石が多数使われたそうです。

木のようにデリケートではないので、石のライカは屋外に置いています。1階我楽多屋入り口の横にあるので、店が閉まっている時でも見ていただくことが可能です。普段は画像のようにグレーっぽい石の色をしていますが、雨に塗れると見事にブラックボデーのM3に変身するのが面白い!

木製、石造とライカの話題を続けましたが、1階我楽多屋で本物のライカを販売することはまずありませんのであしからず。我楽多屋はあくまでも「がらくた」屋でして、ライカのように中古市場で人気のあるカメラやレンズは基本的に販売しません。ただし、ライカのアクセサリー、フードやフィルター・ケースなどの掘出しモノは出てきますのでどうぞ探しに来てください。

ライカのカメラやレンズの「販売」はしませんが「買取り」は、2階アローカメラで喜んでさせていただきます。自店で在庫をしなくて済む買取り専門のメリットを最大限に活かして、目一杯の値付けをする自信を持っています。かつて、銀座のカメラ店で修行していた名人は、M3が現行品だった時代に新品をバリバリと販売していたわけです。そんな経緯もあり、特にライカには思い入れも強いのです。

2008年3月25日 (火)

木製巨大ライカ

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既に我楽多屋にご来店されたことがある方はご存知かと思いますが、当店には木製の巨大ライカM3があります。そのサイズなんと!54cm×30cm×28cm!さらに驚くのが一つの角材から彫りあげられた一刀彫であること。

この巨大ライカが当店にやって来たのは、日本カメラ誌上で作者の大須賀和昌さんが記事で取り上げられていたのがきっかけでした。大須賀さんはカメラ好きが高じて原寸大の一刀彫カメラをライカを中心に数十台作成してしまったというツワモノです。

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これに感動した買取名人が直接ご本人と連絡を取り、いろいろとお話をさせていただく中で、巨大な一刀彫ライカの作成を依頼する・・・という運びになったわけです。大須賀さんのこだわりで、木材は宮大工ルートから手配したという由緒あるケヤキ。いい木材を使わないと、木目も美しくないうえ、経年変化で亀裂が入ったりするそうです。制作期間は半年ほどだったでしょうか・・・、大須賀さんの住む京都から美術品扱いの宅配便で完成品が届きました。開けてビックリ!その大きさはもちろんですが、精巧さに溜息が出るほどでした。

もともと作成されていた原寸大の一刀彫カメラの時から、カメラの設計図や現物を参考に正確な縮尺で作られる大須賀さんですから、縮尺が大きくなろうがその正確さは変わりません。この巨大ライカは原寸比で400%です。レンズには前玉がちゃんと入っていますし、ファインダーは筒抜けになっていてちゃんと向こう側が覗けるのです。

この私どもの宝物は先月末まで、2階にあった小さな博物館「かめら我楽多館」で展示していましたが、今は買取りコーナーに飾っています。2階買取りコーナーの入り口から覗き見ることも出来ますが、じっくりご覧になりたい方はお声掛けください。巨大ライカの隣りのウインドウには、「かめら我楽多館」にあった品物の一部や、買取名人ゆかりのカメラを展示しています。

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2008年3月24日 (月)

パソコンあわや故障・・・

昼過ぎに突如電気のブレーカーがあがってしまい、店内が真っ暗けに。幸い、お客様はいらっしゃらなかったので良かったのですが・・・、立ち上げていたパソコンも一緒にダウンしてしまったわけで、以後、起動しようとしてもなかなか立ち上がらず、固まってしまうような症状が連続。いまどき、パソコンが使えないと本当に不便ですね。復旧の方法を探ろうとして、ネット検索することも出来ない。

おかげさまで何とか復旧した結果、こうやってブログを作成することが出来ております。復旧するまでの間、週に何回も我楽多屋にご来店いただくネット関連のお仕事をされているお客様には、復旧操作のアドバイスをいただいた上にミノルタの最初期デジカメをご購入いただきました。また、別の常連さんには、そろそろパソコン買い換えた方がいいんじゃないの~?なんて、そそのかされたりもしました(笑)。結局、復旧の操作は常連さんで電気屋さんでもあるYさんにやっていただきました・・・。ありがとうございました。

いやいや、便利になればなるほど、何かトラブルが起きたときには不便になるばかり・・・。カメラだって同じですよね。フィルムを自分で装填して、自分で巻き上げて、自分で露出を決めて、シャッターを切るような機械式マニュアルカメラは電池が無くたって使えるわけだけど、フィルム装填が自動だったり、巻上げがモーター駆動だったり、露出決定やシャッターも電気仕掛けのカメラは電池が無かっただけで、使い物にならなくなる。

常連さんにお買い上げいただいたミノルタのデジカメ(*1)だって、きっと、いまさら実質的な使い道は無いものと思われます。バッテリーの充電器、記録媒体、ケーブルやソフトなどなど・・・付属品は一切付いていませんので。

*1 ミノルタRD175(下の画像で左手のカメラ) 平成7年発売で当時本体価格が680,000円だったらしい。画素数は175万画素。ちなみに、隣り写っているのは、ベースになったミノルタα303。 

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買い換えた方が・・・なんて話から、製品の寿命ってどうなんだろう?なんてことも考え始めてしまいました。パソコンは10年も使えたら十分って感じでしょうか?ちなみに、今日、あわや・・・となったパソコンは6年使ってます。

自宅のビデオデッキが壊れてしまった時に、某電気メーカーに勤めている知人と話をしていたら、ビデオデッキは5年も持てば十分でしょうって言われました。作る段階でそれ以上の耐久性を考えて作っていない。。。そのようなことを言っていました。

それを考えると機械式カメラの寿命って凄いですよね。ニコンFなんて、もう50年近く前のカメラです。買取りをしていて分かるのですが、使わずに放置されていたような固体でも致命的なトラブルを抱えているニコンFって、そんなにないです。ライカなんて、戦前のモデルがまだままだ現役で働いているんですよ。

2008年3月23日 (日)

長徳氏カメラライブトーク

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昨日のがらくた市、田中長徳先生のトークショーが今回から1階我楽多屋店内で行なう「カメラライブトーク」と様変わりしました。2日前に長徳先生から「ビールケースを用意して欲しい!」とお願いされました。その上に立って話をするためにとのこと。今までになく先生のお話も滑らかに進み、アッという間の一時間半でした。露出計の話から、最近先生が購入されたエスオーエヌワイ(SONY)αのデジイチの話など、盛りだくさん。

ライブトーク中に普通のお客様が買い物に来店されて営業妨害?になってはマズイ・・・と先生に気を遣っていただいたので、途中、無事に買い物をされる方がいれば、うちの買取名人の挨拶中に2階買取りコーナーのベルが鳴り、買取りのお客様が来店されたり、まさに「ライブ」感満点。その際に名人が買わせていただいた品物「ニコンF2チタン(ネーム無)」を、ライブトーク中に欲しい方いらっしゃいませんか?という展開にもなりました。締めくくりには新刊の「カメラは知的な遊びなのだ。(アスキー新書)」サイン入り即売会も行ない。新装トークショーは無事に終わりました。

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ちなみに、来月のがらくた市(4月26日)も長徳先生はビールケースの上からカメラライブトーク行なう予定です。

2008年3月22日 (土)

スタジオ機材入荷

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本日のがらくた市、無事終了しました。田中長徳先生の新装「カメラライブトーク」も盛況に行なえました。こちらの詳細は明日にでも報告します。

本日夕刻、我楽多屋にスタジオ機材が入荷しております。ジッツオ三脚、ライトスタンド、オートポール、コメットストロボ等・・・少々大きく出し入れが大変なので、早めに処分が出来たら嬉しいです。興味のある方、明日も天気は良いようですので、ご来店お待ちしております。

あっ!有明に放置している宣伝カーを午後11時の駐車場閉鎖までに出庫させねばなりません!本日はこれにて失礼します!

2008年3月21日 (金)

明日はがらくた市!

明日は月に一度の「がらくた市」。毎月第四土曜日に行なっています。午後2時からは全品一割引サービスをするので、第「四」「土」曜日「2」時~を文字って「シドニー」とも呼んでいます。

明日は恒例の田中長徳先生のトークショーも行ないます。会場を我楽多屋店内に移して行なう「ライブトーク」の記念すべき第一回目になりますが、リハーサルも何もありませんから、どんな風に展開していくのか、我々も未知数です。今回からは立ち見状態ですので、足腰に自身のない方は心していらして下さい。

今回は本、額・フレーム、ディオプターレンズあたりがいつもより豊富にあります。

がらくた市よりフォトイメージングエキスポ!という方、有明の某駐車場に放置中(もちろんちゃんと料金払って停めています)の宣伝カーを昨晩、目立ちやすい角っこに移動しておいたので、もしよかったら探してみてください。